「長時間座っていて立ち上がる時にいつも腰が痛いので、ストレスを感じている」
「どうしたら動き出しで痛みが出ないのか?と方法を探している」
このブログは椅子から立ち上がる時に腰痛で悩んでいる方の為に書いています♪
椅子から立ち上がる時に痛い腰痛は何が原因?
姿勢には「座る」「立つ」などの日常で当たり前のような姿勢から「回す」「前かがみ」「反らす」といった動作まであります。この椅子から立ち上がる時に痛みが腰に出ている場合は「仙腸関節」という骨盤と腰骨の間にある関節に問題が起きていることで痛みが出てきます。
この「仙腸関節」に問題を起こさないようにする為には原因について理解することと、原因が分かれば自ずと対処法も理解しやすくなります。
ぎっくり腰でも原因として考えられる部分になるので予防法にもなります。
あなた自身が椅子から立ち上がる時に痛い腰痛で悩まれているのであれば、原因と対処法を覚えておいて損はないと思います。
腰痛は何科に行くべき?受診が必要な腰痛について解説【妙典の整体】
椅子から立ち上がる時に腰が痛い腰痛の原因は仙腸関節
仙骨と腸骨と呼ばれる部分の間にある関節の事を言います。この関節自体大きく動くことはないのですが、少ない動きが更に狭くなったことによって痛みが起こるとされています。
特に仙腸関節が原因となって痛みが出る場合は
- 前屈みで腰が痛い
- 仰向けの姿勢で腰が痛い
- 長時間の座っている姿勢で腰が痛い
- 寝返りができない
- 腰の下の一ヶ所だけが痛い
- 体重をのせると痛い
といったことが起こることがあります。
①座っている姿勢が悪い
椅子に座って立ち上がる時に腰が痛い人の特徴として考えられるのが「反り腰」になっていることが考えられます。これは骨盤が前傾(前に倒れる)ことで起きやすくなります。立っている時はお尻の部分の大殿筋という部分に負担がかかるので、「反り腰」でも腰にかかる負担は少なくなります。
ただし、座っていると大殿筋が圧迫されてしまい筋肉が硬くなり骨盤が固定されます。結果的に腰に掛かる負担が大きくなってくるのです。長時間同じ姿勢を続けている事で負担が蓄積されて、大殿筋や腸腰筋(お腹の深い部分の筋肉)が硬くなってしまうので、立ち上がった時に筋肉がうまく伸び縮みせず痛みを引き起こしてしまうのです。
②立ち上がるまでの中腰姿勢
椅子から立ち上がる時までは一度中腰になる姿勢を取らないといけません。この時の腰に掛かる負担は体重の約6倍の負荷がかかっていると言われています。体重の約6倍という数字から分かるように、腰だけに負荷がかかるとしたら、もの凄い衝撃です。
通常の状態であれば、痛みを感じることがないのですが、疲労による蓄積や長時間同じ姿勢を取り続けることで腰まわりの筋肉が衝撃を受け止められずに「仙腸関節」に負担がかかってしまいます。
③中腰姿勢から腰を伸ばす
椅子から立ち上がる最後に中腰姿勢から腰を伸ばさないと立ち上がることが出来ません。その時に長時間同じ姿勢で座っている事で、腰の周りの筋肉が硬くなってしまいます。
背中を伸ばす時に硬くなった筋肉が上手に伸びなくなってしまい「仙腸関節」についている部分を引っ張ってしまい痛みを起こしてしまいます。
椅子から立ち上がる時に腰が痛い場合はこのような3つのうちのどこかで痛みが起こっていることが多いのです。
椅子から立ち上がる時に腰が痛い時の対処法
椅子から立ち上がる時に腰が痛い場合の対処法をお伝えします。
椅子から立ち上がる時に片方の足を前に出して立ち上がります。そうすることで立ち上がる時に前にかがむことが少なくなり腰の負担を軽減させてくれます。
さらに中腰姿勢から背中を伸ばす時の動きも最小限にすることが出来るので負担もかかりにくくなります。
動画でも解説しています。
長時間座っていると、腸腰筋が硬くなっていることが考えられるので、この筋肉を緩めるためにゆっくりと股関節を曲げて、膝をお腹の位置まで近づけるように引きつけて下さい。もしも途中で痛みが出るのであれば、曲げられる範囲までにしてください。
そして太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)をストレッチします。そうすることで腸腰筋が緩んできやすくなるので、反り腰を軽減させることも出来腰の負担も減ります。
痛みが悪化しないように強さは痛みが出ない範囲内で行なってみて下さい。
【腰が痛い】腰痛予防に効果的な5つの種類別ストレッチ方法を解説
椅子から立ち上がる時の腰痛:まとめ
腰痛は急に起こるぎっくり腰も含めて、疲労の蓄積によって筋肉が硬くなって痛みが出ます。椅子から立ち上がる時の腰痛は腰への負担がかなり強くなっている証拠になります。
動かすことで血流も良くなりますが、度合いによっては安静が必要な場合もあるので、出来る限り対処法を試してみましょう。
慢性腰痛の場合は、最近の研究結果で運動療法が効果的という結果が出ています。痛みが強くて動かしたくない場合もあると思いますが、少しずつ無理のない範囲で動かしてみましょう♪
腰痛はMRIでも分からない?慢性腰痛を長引かせるストレスとの関係
関連記事

総院長:森野 輝久(もりのてるひさ)
鍼灸師 あん摩マッサージ指圧師
千葉県、東京都の整骨院、整体院、サロン4店舗を経営する会社の副社長。