整骨院(接骨院)と整体院の違いについて簡単解説
「私の症状は整骨院か整体院どちらに行けばいいのか迷っている」
「どっちも似たように聞こえるけど、違いはあるのか知りたい」
今回のブログはこのような悩みを抱えているあなたの為に記事を書きました。
整骨院(接骨院)と整体院の違いについて
「腰が痛くなった」「膝に違和感が出た」このような時にインターネットで検索すると整体院や整骨院のホームページや改善方法が出てくるブログなどが表示されますが、どちらに相談するべきか迷ってしまいますよね?
身体の症状や婦長によって解決手段や施術方法は大きく異なります。よく当院でもご質問頂きますが「整骨院と整体院はどう違うのか?」と言う部分を説明していきます。
整骨院(接骨院)と整体院の違い|腰痛や腰の痛みを改善するのはどこ?
整骨院(接骨院)と整体院は名称が似ていますが、実際の施術方法や保持している資格に違いがあります。まずは整骨院と整体院の大まかな違いを紹介します。
整骨院(接骨院)
整骨院と接骨院は同じ意味になります。「整骨:接骨」はほねつぎとも呼ばれ、骨折や脱臼といった疾患に対して江戸時代から伝わる手で治す伝統医療になります。整骨院(接骨院)では柔道整復師という国家資格者が施術にあたります。
多くの整骨院では、痛みが出ている部分に対して電気治療や温熱療法、手技療法を中心に治療するのが一般的です。また、整骨院では骨折・脱臼の応急処置(整復)が行なえることが特徴的です。
骨折や脱臼は無資格者が無理に戻そうとすると靭帯や血管などを傷つけてしまう恐れもあるので、必ず柔道整復師が居る整骨院を受診するようにしましょう。また、骨折や脱臼が疑われる場合は整形外科を受診するようにしましょう。
整骨院で骨折や脱臼のリハビリを行う場合には整形外科医の診断書が必要となります。
整体院
整体は身体の土台ともなる「骨盤」や「背骨」を整えて筋肉のコリや関節を調整して身体のバランスを整えていきます。身体を整えることで負担を受けにくい身体になります。また、身体全体の血流が良くなることによって治癒力が上がって痛みや腫れが早く引いたり、再発防止に役立つ方法となります。柔道整復師とは違い資格を持っていなくても出来ます。
主に器具などは使わずに手で施術を行い身体全体のコリや歪みなどを確認して施術を行います。画像検査では分からなかった部分や自覚症状が無い箇所の問題も事前に見つけることが出来て、症状を悪化させない為の予防として用いることも出来ます。
また、痛みや軽快するだけではなく身体のバランスが整うことで疲労が蓄積するのを未然に防いだり、痛みが悪化させないようにすることも特徴的です。
整骨院(接骨院)と整体院の違いの図
急なケガは整骨院(接骨院)、慢性症状は整体に向いています。急なケガで整骨院を受診して骨折や脱臼が疑われた場合は整形外科を受診するようにしてレントゲンを撮影しましょう。
整骨院(接骨院)と整体院の料金の違い
整骨院(接骨院)と整体院では対象となる症状が違うので料金も異なります。整体院は全額自費治療になります。整骨院(接骨院)では病院を除いて唯一ケガに対して健康保険が適応となります。
しかし、安易に保険が使えるからと言って整骨院に通うことは辞めて下さい。
何故なら、健康保険が適用する施術の範囲は定められているからです。ちなみに一般的に保険内の施術は
- 電気治療
- 温熱療法
- 牽引療法
- 手技療法(患部を5~10分程度)
これらで軽快される症状であればいいのですが、ケガではない限り慢性痛のほとんどのケースは痛みとは別の部分が原因となって症状が出ています。
さらに保険を使って治療を受ける期間も最大6ヶ月と定められているため、デメリットも多いです。重度の症状の場合は上記のような治療では改善しないことも多いので、整形外科と併用して治療をすると早く改善するケースもあります。
また、保険を使用して整形外科とは併用できないので自費治療となります。
整骨院(接骨院)と整体院の違いの見極め方
整骨院は主にケガを中心として施術を行っていますが、ケガの症状を改善させる治療法を応用して慢性痛に特化している整骨院もあります。実際に通っている方のクチコミや紹介で伺うようにするといいのではないでしょうか?
整体院の場合はお店ごとに方針が異なります。「リラクゼーション目的」「根治改善」などがありますが、リラックスしたい方はリラクゼーション目的の整体院へ。根治改善を希望の方は症状を改善させる整体院を選ぶといいでしょう。SNSの発信やホームページを閲覧する事で違いがわかるはずです。
多くのリラクゼーション目的の整体院は「30分いくら」という表記が多いと感じます。これも1つの見極めるポイントとなります。
整骨院(接骨院)と整体院の違い:まとめ
整骨院はケガに対しての施術を得意としています。整体院は慢性的な症状を得意としています。それぞれ似たような字なので間違えやすいかもしれませんが、得意分野もあるので正しく理解しておくことが必要です。
気になるお店があった場合は事前に問い合わせをしたり、クチコミなどを参考にすることも必要です。