産後骨盤矯正は意味ないの?目安の頻度や費用について

公開日:2019/09/20  最終更新日: 2022/09/25

産後の骨盤矯正って効果があるのかを知りたい
もし産後の骨盤矯正をするのであれば目安の回数や費用などを知っておきたい

この記事では産後の骨盤矯正をこれから受けようと思っている出産後のママさんに向けて書きました。

産後の骨盤矯正って効果はあるの?

赤ちゃんが無事に産まれて一安心・・・とはいかず骨盤のゆがみが気になって「産前に履けていたパンツが履けない…」なんてことはないですか?

実際に出産後に骨盤矯正を行うことで得られるメリットがあることをご存じでしょうか?実際に当院で受けられた方の感想を元に効果や費用・回数・メリットなどを説明していきますね。

産後の骨盤矯正と骨盤矯正の違いは?

産後の骨盤矯正と、通常行われる骨盤矯正は似ているようで実は違うのです。どのように違うのかを比較していきましょう。

骨盤矯正

日常生活で多く使うクセによって出来てしまった骨盤のゆがみを正しい位置に戻すために行います。よく骨盤矯正というと、カイロプラクティックのような「ボキボキ」鳴らす施術をイメージされると思いますが、実際のところ元の正しい位置に戻ればいいので、施術方法の違いがあっても目的は同じなので、好きな方法や自分に合った方法を選ぶといいでしょう。

産後の骨盤矯正

出産によって開いてしまった骨盤を、正常な位置に戻す為に行います。産後の骨盤の状態は通常のゆがみとは違い、出産前から出産に向けて放出されるホルモンの影響が関係しています。

さらに骨盤まわりの筋肉も緩んでいる状態なので、その筋肉を鍛えて上げる必要があるのです。

産後の骨盤矯正をするメリット

産後の骨盤矯正を行うメリットをまとめてみました。

  • 産前のパンツ(ズボン)が履けるようになる
  • 内臓が本来の働きを取り戻し、ぽっこりお腹が解消
  • 肩こり・腰痛の解消
  • 身体のむくみや冷えを改善しやすくなる
  • 尿漏れの解消

産前のパンツ(ズボン)が履けるようになる

産後は骨盤が広がることによってお尻まわりの筋肉が緩んだり、筋肉を正常に使えない状態になっている為お尻が大きくなっていることがあります。

骨盤を正しい位置に戻すことによって、お尻の筋肉が正常に使えるので自然とシェイプアップにつながり産前のパンツを履けるようになります。

内臓が本来の働きを取り戻し、ぽっこりお腹が解消

骨盤が歪んでいる状態だと、内臓の位置が変わってしまうことがあります。あまり知られては居ませんが、実は帝王切開の場合は内臓の位置をずらして赤ちゃんを取り出します。

内臓が正しい位置に戻ることで本来の働きを取り戻すことが出来るので代謝が上がりぽっこりお腹の解消にも繋がり易くなります。

肩こり・腰痛の解消

骨盤は身体の中心部分と言っても過言ではありません。キレイな姿勢を保つ為に土台となる部分は重要です。

姿勢が保てない場合は肩や腰の負担をかけやすい状態になってしまうので育児中の身体のトラブルを起こしやすい状況を作り出してしまいます。骨盤を整えることは、肩コリや腰痛にかかる負担を減らす事にも繋がってくるのです。

身体のむくみや冷えを改善しやすくなる

骨盤まわりの血流が悪くなると足のむくみや冷えが出やすくなります。これは足に通っている血管から本来であれば心臓へ戻す力が必要となるのですが、血流が悪くなっていることで本来の機能が働かなくなってしまうのです。

その結果血の巡りが悪くなりむくみや冷えに繋がってきます。出産は思っている以上に身体のダメージが大きいので、血流が悪くなっていることでその後の回復にも影響を与えかねません。

尿漏れの解消

妊娠や出産によって骨盤の中にある「骨盤底筋」と呼ばれる部分が緩んでくることによって、自分自身で排尿や排便をコントロールしにくくなってしまいます。この骨盤底筋を鍛えることによって尿漏れを改善できることが考えられます。

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産後の骨盤矯正はいつまでにやればいい?

赤ちゃんを出産する時に骨盤を支えている周りの筋肉や靭帯が大きく緩んで傷つきます。人間には自然治癒力というものが備わっているので、約5~6ヶ月くらいかけて回復させる機能が元々備わっています。

ですから出産によって骨盤が歪んでしまった場合は「産後6ヶ月まで」に行うことがオススメです。ただし6ヶ月を過ぎたら遅いのかと言われればそうではありませんが、骨盤を元の位置に戻そうとする働きが弱くなってしまう為やや時間がかかってしまいます。

施術を受ける以外にも6ヶ月以上経過していても自分自身で行なう骨盤のケアは必要です。それは育児によって骨盤が歪んでしまうからです。

自覚症状が無かったとしても、育児中に身体に起こるトラブルに悩まされる方が多いので、なるべく早めのケアを行うことをオススメします。

産後の骨盤矯正は何回受ければいい?

産後の骨盤矯正は1回受ければいいというものではありません。歯の矯正でも元の位置に戻すまでに1回では治らないというのと同じです。ですから産後の骨盤をケアする為にはある程度継続的なケアが必要となってきます。

回数や頻度はお店ごとに異なりますが、習慣化するまでに約3週間、細胞が入れ替わるのが約2~3ヶ月と言われているので、目安として約10回前後の定期的なケアが必要かと思います。

産後の骨盤矯正の費用はいくら?

産後の骨盤矯正にかかる費用についてもお店ごとに異なります。1回数千円のところもあれば1回数万円のところもあります。

しかし一番大事な部分は「その産後の骨盤矯正を受けて効果を感じているのか?」という部分です。施術をただ受けるだけではなく、今後も使える知識や情報なども提供してもらえるところが良いと思います。更にホームページやクチコミサイトなどに実際に産後の骨盤矯正を受けられた方の感想が掲載されていたり、実績のある先生のところで産後の骨盤矯正を受けることをオススメします。

値段が高い・安いではなくしっかりと効果を望める整体院や整骨院を見つけて、あなたが手に入れたい結果が出るところにしてみましょう。

まとめ

出産後6ヶ月までに骨盤矯正を受けられると、無理なく身体が回復してくれる可能性があります。

  • 産前のパンツ(ズボン)が履けるようになる
  • 内臓が本来の働きを取り戻し、ぽっこりお腹が解消
  • 肩こり・腰痛の解消
  • 身体のむくみや冷えを改善しやすくなる
  • 尿漏れの改善

こららの悩みが現在あるとしたら、出産による骨盤の歪みが原因かもしれません。早めのケアで赤ちゃんにも優しくなれるママで育児を楽しんでいきましょう。

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