妊娠中の腰痛はいつから酷い?気をつけるべき3つの注意点
妊娠中に腰痛を抱えている方は非常に多くいらっしゃいます。当院に来られる妊婦さんも腰痛で悩まれている方が非常に多くいらっしゃいます。
そんな妊婦さんを困らせている腰痛ですが、妊娠中の腰痛はいつから出始めるのでしょうか?また注意点などもまとめてみましたので、是非ご覧いただければと思っています。
妊娠中の腰痛はいつからがひどい?
妊娠中の腰痛はもちろん個人差はありますが、ホルモンバランスの影響で腰痛を感じる方が非常に多くいらっしゃいます。妊娠初期の0~3週目辺りまでが腰痛が起こる可能性があると言われていますが、妊娠後期にお腹が大きくなって腰回りに負担が重なって腰痛を抱えている妊婦さんもいらっしゃいます。
ちなみに当院に来られている方は妊娠後期の方です。
腰痛は妊娠の兆候なのか?
妊娠をすると女性ホルモンの分泌量が増えてくるので、出産の準備をする為に骨盤周りにある関節や筋肉、靭帯を緩ませていきます。
すると、骨と骨を繋いでいる筋肉や靭帯が緩んだ結果負担を大きくしてしまい、腰の筋肉や関節へ炎症が起こりやすくなります。なので妊娠が原因となって腰痛を抱えている方は徐々に増えてくるのです。
妊娠中の腰痛はどんな症状?
訴えている症状には個人差がありますが、妊娠初期は痛みをよりも重だるいと表現される妊婦さんが多いです。妊娠後期になるとその重だるい症状よりも痛みやしびれといった症状を訴えてる方が非常に増えてきます。これは、出産に向けて骨盤周りを緩めてくるためだと考えられています。
妊娠中の腰痛で気を付けたい注意点
妊娠中は特に体も敏感になるので、以下のことについて気を付けてくださいね。
妊娠中はぎっくり腰に要注意
ぎっくり腰は、急になったと思われがちですがほとんどの場合は、疲労の蓄積によって起こるとされています。特に妊娠中は女性ホルモンの影響を受けやすいので、腰回りに負担が蓄積されて何かしらがきっかけとなりぎっくり腰を引き起こしていしまうのです。
ぎっくり腰になると、痛くて日常生活に支障をきたすことも考えられるので、事前に予防をすることも重要です。
妊娠中に病院で検査を受ける場合
まず妊娠中も含めて腰痛を抱えられている方のほとんどは病院に行かれると思います。妊娠中の腰痛はまず産婦人科の医師に相談してみてください。もし検査が必要であれば整形外科の受診になると思われます。
しかし、妊娠中は胎児に影響を与えやすいレントゲン検査を行うことは危険と言われているので、骨に異常があるのかはわかりません。病院は検査を目的として受診することをオススメしているので、妊娠中の腰痛であれば筋肉や関節に負担をかけない姿勢やケアを行う必要があります。
妊娠中の腰痛改善方法
妊娠中は病院や治療院では機械的な刺激を与えることが出来ません。ですから基本的には寝方やストレッチなどで改善することが一般的です。特に寝方やストレッチは通常時とは異なることが多いので、気になる方は下記のブログをご覧ください。
妊娠中に坐骨神経痛になってしまった時に行うオススメ5つの対処法
また、湿布薬も市販で販売されているのですが自己判断で使用することは非常に危険です。使用する前に一度医師や薬剤師に相談することをオススメします。
妊娠中の腰痛で湿布を使うのはNG?!知っておきたいたった1つの事
まとめ
妊娠中の腰痛は腰が重い、片側だけが痛い、背中が痛いと色々な問題が起こりやすくなります。日々のセルフケアも十分必要ですが、自分だけ腰痛を改善できないこともあります。そのようなときはまずは検査を受けて、筋肉や関節への負担を和らげる方法を試すことが良いのではないでしょうか?
出産に向けてまずはママが元気でいなければいけませんね♪