産後の坐骨神経痛 お尻から太もも裏の痛みやしびれの症状
実は「坐骨神経痛」とは病名ではなく、症状名です。病気や筋肉などの原因が坐骨神経を圧迫してお尻から足にかけての痛みやしびれを起こす症状を「坐骨神経痛」と呼ばれるので、坐骨神経痛が原因ではありません。
しかし、整形外科でレントゲンやMRIといった画像撮影を行って医師から「坐骨神経痛」と診断されたという方も居ますが、検査をしても明確な原因が確定できない場合に「坐骨神経痛」という症状名が使用されています。なので、憶測で言われているようなものなので「あなたのお尻の痛みや太もも裏のしびれは坐骨神経が関係しているかもしれませんね。」と言われているような感じです。
確かに坐骨神経痛は、お尻から太もも裏、ふくらはぎへ感じる「痛み」や「しびれ」です。整形外科や整骨院で坐骨神経痛がなかなか治らなかったとしても、なぜ坐骨神経痛が起きているのか?を明確に出来れば根本的な改善が見込めます。
産後の坐骨神経痛の症状はどんなものがあるの?
一言で「坐骨神経痛」といっても様々な症状があります。また個人差もあるため、参考程度に今現在のあなたの症状と比較してみて下さい。
多くの方はお尻から太もも裏にかけて「鋭い痛み」や「しびれ」を訴えるケースです。また、ふくらはぎの裏や外側、足の裏といった範囲まで痛みが広がるといった場合もあります。
坐骨神経痛の症状は「痛み」や「しびれ」だけではなく、「冷感」「麻痺」「違和感」といった感覚もあるので個人差があります。最初は何となく気になる程度や違和感だったものが、徐々に痛みやしびれが強くなってくる場合や、突然鋭い痛みやしびれがお尻や太ももに起こるということもあります。
産後に多い坐骨神経痛の症状別で具体的な特徴は?
- 左右のどちらかに痛みやしびれが出る
- お尻からふくらはぎにかけて痛みやしびれがでる
- 骨盤の上を押されると痛みが足に走る
- 長時間同じ姿勢で座っていたり、立っていると腰やお尻が痛くなる
- 歩いていると徐々に歩けなくなるが、休むとまた歩けるようになる
- 腰痛はないけれど、足がしびれて痛い
- 仰向けで寝ると腰が痛くなるので、いつも膝を立てて寝ている
- 朝起きた時に腰が痛い
- 靴下を履こうとしたときに太もも裏が痛くて履けない
どれか1つでも当てはまりましたか?
産後の坐骨神経痛は現れ方が違う
しびれや痛みの表現自体に個人差がありますが、当院に来られる坐骨神経痛を抱えた方の表現をまとめてみましたので、是非参考に!
- ジンジン・ビリビリする
- 血が通っていないように感じる
- 正座をした後のような感じ
- 鈍くじんわりと痛いので気持ちが悪い
- 砂利を踏んでいるような感覚がある
- 熱っぽく感じる
- 突っ張っている感じがする
まずは、「痛み」や「しびれ」が起きている場所や訴えを参考にしてみてください。もしかしたらあなたの抱えている症状が当てはまれば「坐骨神経」が原因となって起こっていることがわかります。
どの部分で障害が起きているのかを明確にすることが根本改善への1歩となります。
ストレッチでも改善できる方も居るので、まずはやってみてください。
坐骨神経痛の体操ストレッチ3つをYouTube動画を参考に解説
まとめ
整形外科や整骨院で「坐骨神経痛」と言われて、治療を継続しているのに治らないのであれば、まずは「どうして坐骨神経痛が起きているのか?」を明確にする必要があります。どんなに優れている治療法があったとしても原因がわからなければ、意味の無い物になってしまいます。坐骨神経痛の原因を追究する為のスキルを持っている治療院が沢山あればいいのですが、なかなか多くはありません。なので治療法も大事なのですが、原因を評価してくれる治療院を探す事が完治する近道となるはずです。