市販されている頭痛薬が効かない時の対処法について解説

公開日:2023/05/10  最終更新日: 2023/05/24

「頭痛を抱えていて市販薬を飲んだけれど効き目がない感じがする」
「市販薬を飲んだけれど、頭痛が治まらないのでどうしたらいいのか調べている」

このブログでは頭痛薬を飲んだけれど、頭の痛みが取れないあなたに向けて記事を書きました。

頭痛薬が効かないのは何故?

市販されている頭痛薬は、主にアセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬と呼ばれるものが使用されています。薬局やCMで一度は目にしたことがあるであろう市販薬がコチラに当たります。

抗炎症作用、鎮痛作用、解熱作用が効能として書かれているので、頭痛に対しても効果を発揮してくれそうに思うのは当然ではないでしょうか?

しかし、そんな頭痛の中でも薬が効かないものも存在してきます。

頭痛薬が効かない頭痛

脳疾患

脳腫瘍、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血が当てはまりますがこれらの疾患は命に関わるものでもあり、脳の機能障害なので、頭痛薬は効きません。

頭痛が激しく耐えがたい痛みを伴うことや、徐々に痛みが強くなり、肩こりなどからくる通常の頭痛とは異なる痛みを感じた場合は、脳疾患の可能性がありますので、早急に病院を受診してください。

ウイルス・細菌感染

ウイルスや細菌感染によって、激しい頭痛を伴うことがあります、代表例を挙げると髄膜炎や脳炎がありますが、髄膜炎を発症した場合は、命の危険性もあるので、早急に病院を受診するようにしましょう。

仰向けで寝た状態で、他者が首を持ち上げ前屈するようにした時に膝が曲がってきた場合は、髄膜炎が疑われます。

群発性頭痛

アルコールや喫煙などが原因によって起こると言われている群発性頭痛ですが、ハッキリとした原因は分かっていません。片頭痛や緊張性頭痛よりも発病する可能性は低いとされていますが、目の奥があまりの痛さに耐えきれず自死することもある疾患です。発作が現れる特徴として、同時刻や同時期などの規則性がある場合もあります。

群発性頭痛は、緊張性頭痛や片頭痛とは違い、整体や鍼灸で治ることはありません。痛みに対する耐性(閾値)が低い方の場合は、救急車を呼ぶくらい辛いものになるので、早急に病院を受診するようにしましょう。

片頭痛

頭の片側または両側が、脈のリズムに合わせてズキンズキンとした痛みが起こる症状で、一定の頻度で発作的に起こることがあります。鎮痛剤の多くは血流を良くするためのものですが、片頭痛の場合は血流が良くなることによって起こることがあるので、整体や鍼灸なども対応できません。

場合によっては緊張性頭痛と片頭痛の混合性の場合もありますが、市販薬が効かないことが多いので、まずは病院で正しい治療を受けることが大切です。

精神疾患

病院で検査を受けても臓器や組織に異常が診られないにもかかわらず、心身の不調を訴える症状です。うつ病や自律神経失調症などが該当しますが、病院では不定愁訴と言われる括りとなり、ハッキリとした原因が分かっていませんが、まずは病院を受診するようにしてください。

頭痛薬が効かない時の対処法

大前提として、まずは病院を受診するようにしましょう。総合病院や大学病院の中には頭痛外来という専門科が存在しています。市販薬は手軽に購入できるものですが、正しい検査と治療を受けることが重要です。

また、中には薬物乱用性頭痛と呼ばれる頭痛薬を飲み過ぎて頭痛を引き起こしているケースもあります。

病院を受診して、脳疾患やウイルス性・細菌感染、群発性頭痛ではない場合は整体や鍼灸などで回復する場合もあるので、一度ご相談ください。