緊張性頭痛に薬が効かない・治らない3つの理由について解説
「頭痛で悩んでいるが薬を飲んでも治らない」
「頭痛薬が手放せずに困っているが、辞められる方法があるのであれば辞めたい」
このブログでは、緊張性頭痛で薬が効かなくて困っているあなたにむけて記事を書いています。
緊張性頭痛とは?
首肩こりやストレスの影響などによって、後頭部や首筋、こめかみや側頭部にかけて重苦しい状態や、頭に孫悟空の輪っかで締め付けられているような圧迫感を感じるのが、緊張性頭痛です。緊張性頭痛は、ほぼ毎日起こる頭痛(慢性緊張性頭痛)と時々起きる頭痛(反復性緊張性頭痛)がありますが、片頭痛や群発性頭痛とは異なり、ズキズキする痛みや発作のように強い痛みでどうしようもない、光・音過敏、吐き気などは伴いません。
緊張性頭痛に薬が効かない理由
肩こりやストレスからくる緊張性頭痛ですが、薬を飲んでも痛みが治まらないことがありますので、ご紹介します。
薬が適切ではない可能性がある
緊張性頭痛の初期症状や、頭痛が軽度である場合は、薬で一定の効き目を発揮してくれると思います。しかし、中程度や慢性化した場合は薬の「痛みを止める」という効き目が弱くなることがあります。
次第に今までの薬では効かないから、強めの薬を使うことで緩和することも当然ありますが、
- 眠気が強くなる
- アレルギー反応が起こる
- 胃腸の負担が増加する など
副作用が大きくなる可能性があります。もしも市販薬で頭痛を抑えたいと思っている方は、自分で判断せずに、まずは専門の医療機関を受診するようにしましょう。
慢性緊張性頭痛の場合
慢性化した頭痛の場合は、医療機関を受診して処方された薬を飲んでも治らないという方が一定数いらっしゃいます。緊張性頭痛の場合、多くの方が首こり、肩こり、ストレスといった血流が悪くなることによって引き起こされている方が多いです。
薬は解熱作用もある為、血流を良くする効能が含まれていますが、「薬を飲んだ時はいいけれど、効き目が切れたら、また頭痛を感じる」「薬を飲んだのに、頭痛が治まらない」という結果を招いてしまいます。
特に専門の医療機関は、薬を処方することができますが、ストレスの軽減や首こり、肩こりに関しての施術は行いません。このような場合は、薬に頼るのではなく整骨院や整体院など肩こりや首こりの施術が出来るところがいいでしょう。
後頭部や側頭部の頭痛
後頭部は大後頭神経、側頭部は小後頭神経という神経が走行しています。人間には様々な神経が全身に走行していますが、神経の周りには血管も同じように走行しています。これらは首こり、肩こりからくる頭痛でもある為、初期症状であれば薬で抑えることが可能な事もあります。しかし、繰り返し起きている、または継続的に頭痛が出ている場合は効果を発揮してくれない可能性があります。
このように後頭部や側頭部が痛い場合は専門の医療機関を受診して、危険性がないと判断された場合は首こり、肩こりの施術が出来る整骨院や整体院を受診するようにしてみてください。
緊張性頭痛の多くは、薬を飲む事よりも正しい施術を受ける
ただ単に、首や肩まわりのマッサージを受けるだけでは、正しい施術とは言えません。どの部分の筋肉や関節の柔軟性が低下して、血流が悪くなっているのか?その部分を見つけ出して、施術をしなければ、おそらくいい結果は得られないでしょう。
もちろん、ストレスによって首こりや肩こりを引き起こしている可能性もありますし、頭痛が継続して引き起こされることによって、精神的な苦痛や鬱っぽい状況になることもあります。
薬に頼っている方の場合、なかなか辞められない…という方が一定数いらっしゃいます。無理して急に辞めるのではなく、徐々に服用していくことを減らしていく。その間には、血流を良くするような対策(施術を受ける、セルフケアなど)が必要となってきます。
決して諦める必要は無いので、日ごろから血流を良くできる環境づくりをしていきましょう。