坐骨神経痛に湿布はダメなの?正しい対処法について解説
「整形外科で坐骨神経痛と診断され、湿布を処方されたけれどどのように使用したらいいのかわからない」
「坐骨神経痛に湿布は効果があるのか?疑問に思っている」
このブログでは、このようなお悩みを抱えたあなたに向けて記事を書きました。
坐骨神経痛に湿布はダメなの?
答えから言いますが、坐骨神経痛を抱えている時に湿布を貼ることはダメではありません。湿布はケガをした時に有効とされているので、急なケガや急な痛みを感じた時などは適切な処置と言えます。
しかし、慢性的に抱えている坐骨神経痛の場合は、湿布を貼ることによって効果を示してくれないこともあります。
慢性的な症状で湿布が効果を発揮してくれる機会は、人間の組織の「真皮」という部分に血流が不十分となっている場合に効果を発揮してくれます。
人間の身体は、脳へ様々な信号を伝達させますが、「痛い」という刺激よりも「貼る」「触れる」という刺激の方が、脳に伝わる速度が速い為、痛みが緩和することがあります。
坐骨神経痛の原因となる疾患は?
坐骨神経痛は筋肉や関節だけが原因ではありません。
- 椎間板ヘルニア
- 腰部脊柱管狭窄症
- 腰椎分離症・すべり症
- 変形性腰椎症
- 細菌感染症(脊椎カリエス)
- 悪性腫瘍 など
このように、坐骨神経痛を正しく改善していく為には、何が原因で坐骨神経痛が出ているのか?ハッキリさせておくことが重要です。
坐骨神経痛に限らず、日々の生活習慣によって症状を引き起こしているケースが非常に多いです。負担を極力減らすような姿勢や動作を身に付けることも大切ですが、まずは緊急性が高い病気、命に関わるような病気が隠れていないか整形外科に出来るだけ早めに受診して正しい診断を受けるようにしてください。
坐骨神経痛が起こる悪循環
人間の身体には、痛みセンサーというものが備わっています。このセンサーが「真皮・筋膜・関節包」と呼ばれるコラーゲン繊維が豊富な所に集まっています。
その組織が、酸欠(血流が悪い)を察知して脳へ信号を送り、筋肉が硬くなったり血流が悪くなることによって発痛物質の生成を促し痛みの悪循環が起こってきます。
その為、この悪循環が引き起こされている場合は逆転したことを起こさなければなりません。
坐骨神経痛で湿布以外の対処法
湿布以外で坐骨神経痛の正しい対処法として、共通する部分は「血流を良くする」「負担を極力下げる」ということになります。
- 負担を下げる座り方を心がける
- 糖質制限
- お風呂やカイロで温める
- 体操やストレッチで動かす
坐骨神経痛を改善していくために、間違った対処法を行ってしまうと無意味になってしまいます。そうならない為にも、正しい対処法を理解して悪化することなく改善したいですよね。坐骨神経痛を抱えている方は、是非参考にしてください。
負担を下げる座り方を心がける
負担は「仕事量(運動量)×時間」で表すことが出来ます。仕事量というのは、姿勢や動作になりますので、この部分を減らしていくことは困難かと思います。そのため、時間を区切ることによって継続した負担は軽減されます。
また、負担を下げる座り方のポイントは
- 足裏を床に付ける
- 膝と股関節を90°に曲げる
- 骨盤を立てて座る(坐骨で座る)
椅子・床・ソファーなどの場面別を動画で解説しています。
糖質制限
糖質は「炭水化物ー食物繊維」で表すことが出来ます。糖質は身体のエネルギー源となるものなので、必要な栄養素となりますが、過剰に摂取していることによってドーパミンをいうホルモンが分泌されます。このドーパミンは血管を収縮させる作用があるため、血流が悪くなってしまいます。
ですから、砂糖が含まれているような食品やお菓子などを過剰に摂取しないようにしてください。1日140g程度にまで抑えられると理想的です。
お風呂やカイロで温める
慢性的な坐骨神経痛は血流を良くすることが、早期に解決する近道となります。お風呂で温める場合は、心地よい温度で温めるようにしてください。入浴しようとした際に、「熱いっ」と感じるような温度だと、体性神経というものが興奮し筋肉を硬くさせてしまいます。
その為、心地よい温度で15分程度は温めるようにしましょう。
中にはシャワーで済ませてしまう方もいますが、シャワーは自律神経の交感神経に働きをかけるため、血管が閉じてしまい血流が悪くなってしまうことが考えられるので注意が必要です。
またカイロを貼る場合は、皮膚に直接貼るのではなく衣服の上から貼って温めるようにしましょう。痛みを感じる場所やその周辺に対して位置をズラしながら貼るのもいいでしょう。
体操やストレッチで動かす
坐骨神経痛が酷い時に、座る姿勢、立つ姿勢など負担がかかりやすい姿勢で身体を動かすことはオススメしません。しかし、人間の身体は動かす部分には十分な血液を運んでくれるため、極力負担をかけないような体操やストレッチで身体を動かしてあげることが必要です。
寝たまま、横になったままなど直接負担をかけないようなストレッチを行うようにしてみましょう。
坐骨神経痛改善には整体もオススメ
坐骨神経痛改善には、整体院で受けられる筋膜リリースや鍼治療などもオススメです。痛みやしびれの原因は筋肉や関節に隠れていることもあるので、筋肉と関節の柔軟性をUPさせることが、坐骨神経痛を改善させるきっかけになります。
市川市行徳駅前にあるけやきの森整体院では、痛みやしびれのメカニズムを基に、徹底的なカウンセリング・動作分析を行い原因を追究していきます。
骨盤矯正やカイロプラクティックも対応していますので、坐骨神経痛に限らず頭痛や腰痛などのお悩みの方にもおすすめです。