坐骨神経痛が急に治った?たった1つの要因について解説
「お尻から足にかけて痛みやしびれを抱えていたのに、急に治ったのは何故なのか?」
「脊柱管狭窄症やヘルニアと診断されて、足が痛かったのが急に治ったのは病気が治ったからなのか?疑問に感じている」
この記事では、坐骨神経痛が急に治ったことについて疑問に思っているあなたに向けて書いています。
坐骨神経痛が急に治った要因
答えからお伝えしますが、坐骨神経痛が急に治った要因は、坐骨神経痛の周りを通っている血管が広がり血流が良くなったことが考えられます。
神経痛というと、「神経が圧迫されている」と認識している方や、病院の先生から言われた方も少なくないはずです。
そんな中で
- 筋肉(筋膜)の柔軟性が欠如し、坐骨神経への圧迫
- 椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症による神経の圧迫
- 骨盤の歪みによる、坐骨神経の引き伸ばし など
様々な原因を言われる機会が多いので、多くの方が納得せざる負えない状況ではないでしょうか?
血流が良くなると急に治るの?
私達人間は、酸素が無いと生きていけません。身体の中も同じことが言えますが、酸素がないと細胞や器官は機能してくれません。その酸素が血液とも言えますが、痛みやしびれは、痛みを感じるセンサーが酸欠を察知して、脳へ「痛みが出ている」と信号を送ることで症状として現れます。
特に、組織と組織の間が何らかの要因によって狭くなった結果、血流が悪くなり結果として痛みやしびれを引き起こしますが、血管が広がり血流が良くなることで、急に症状を感じなくなることは良くあることです。
ポイントは組織と組織の間
神経はケーブル線のようなものなので、圧迫しても痛みを感じることはありません。しかし、神経を覆っている膜(神経膜)に酸素が行き届かなくなることで、痛みやしびれを引き起こします。
ポイントは、
- 真皮と筋膜の間
- 筋膜と筋膜の間
- 筋膜と神経膜の間
- 筋膜と関節包の間
- 関節包と神経膜の間
- 骨膜と神経膜の間 など
この間には必ず血管膜が存在しています。この間のスペースが広がり、様々な組織の滑走性が現れることで、急に治ったという感覚が現れることもあります。
内臓疾患による坐骨神経痛は急には治らない
内臓疲労による坐骨神経痛のような症状であれば、機能が回復し痛みやしびれが急に治ったということも起きるかもしれません。しかし、内臓疾患(病気)による坐骨神経痛は残念ながら急に治ることはありません。
内臓はリラックスしている時に働くので、血流が良くなる証拠でもあります。日常から内臓への負担をコントロールすることや、暴飲暴食など食事のコントロールも必要かもしれません。
ストレッチをしたら急に坐骨神経痛が治った
坐骨神経痛がストレッチで良くなる人の特徴としては、「自分で動かせる範囲で問題が起きていた」ということです。ストレッチも一人で行う場合は、ある程度動かせる範囲に限りがあります。自分で動かせる範囲を超える為には、パートナーとなる人の手助けが必要です。
自分で動かせる範囲を「自動運動域」、他人の力を借りて動かせる範囲を「他動運動域」と言いますが、セルフストレッチで良くなる場合は、自動運動域内で血流が悪くなっていたということです。反対に、セルフストレッチで坐骨神経痛が治らないという方の場合は、自分自身では解決できない可能性が高いので、整骨院や整体院などで自分ではできない施術を受けることも重要です。
まとめ
坐骨神経痛が急に治った場合は、問題のある部分に十分な酸素が行き届き血流が良くなったことが考えられます。しかし、日常で使う姿勢や動作などが変化しない場合は、また同じ症状を引き起こす可能性が隠れています。
正しい身体の使い方やセルフケアをすることで、再発しない体づくりが出来ますので、根本改善を行いたい方は是非このような部分を気を付けてみてください。