坐骨神経痛薬の正しい知識を知らずに服用していませんか?
「病院で坐骨神経痛と診断されて痛み止めを飲んでいるけれど、なかなか良くならない」
「薬について良く理解していないので、詳しく知れるブログを探している」
このブログでは、坐骨神経痛の薬について知りたいと思っているあなたに向けて記事を書きました。
坐骨神経痛とは?
腰からお尻を通って足全体に走行している神経の総称を坐骨神経と言いますが、その走行上に痛みやしびれが出る症状を坐骨神経痛とされています。椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症といった疾患によって坐骨神経痛を併発することもありますが、あくまで病気ではなく症状の1つです。
- 腰あらおしりにかけて痛みやしびれがある
- 歩いたり、立ったりするとお尻の付け根や太もも裏からふくらはぎが痛む
- 歩いている途中で次第に力が入りにくくなってくる
- 腰痛はないけれど、お尻や脚が痛くてしびれる
このような場合は、坐骨神経痛を発症している可能性があります。
見て丸分かり!薬の知識
痛み止め薬は感覚神経に働きをかけて、脳や脊髄への命令をストップさせる役割があります。上記の図は痛みやしびれを引き起こす悪循環を示したものになりますが、感覚神経の先に問題が起きていなければ薬の効果を発揮してくれます。しかし、感覚神経の手前、またはその先に問題を抱えている場合は流れをストップすることが出来ない為、薬を飲んでも効かないという結果を招いてしまいます。
薬を飲んで坐骨神経痛の原因が無くなるわけではない
薬を飲んで坐骨神経痛が緩和すると、「坐骨神経痛は薬で治る」と思われる方も少なくありません。しかし、残念ながらそんな簡単な話ではないのです。
痛み止めは、あくまでも感覚神経に働きをかけているものなので、他の部分に原因が隠れていた場合は、その原因は残ったままです。
痛みセンサーは火災報知器で例えることが出来ますが、火災報知機が煙に対して反応すると、サイレンが作動します。身体で例えると、サイレンは「痛み」、サイレンを引き起こした煙の原因が坐骨神経痛の「原因」と言えます。
薬を飲んで痛みが止まるというのは、このサイレンを止めているだけで、煙が出ている原因はそのままになっています。
つまり、煙に対してのアプローチをしていないので、出火元を探して消化しなければ火事は大きくなるばかりです。
痛み止めに頼ることもあるかもしれませんが、身体のサインを見逃してはいけません。
薬の副作用&
薬にはメリットもあれば、当然デメリットが存在します。そのデメリットが副作用と言っても過言ではありません。
ロキソニンやボルタレンといった薬を飲む際には、必ず胃薬と一緒に服用すると思います。それだけ胃腸や肝臓への負担が強いということなので、食後に服用するんです。
ですから、痛み止めを常用している方は要注意です。
本来の薬の目的とは?
痛みを止めることで、服用前より動けることも多いと思います。それもそのはずです。痛み止めを処方する目的は「動かして血流を良くする」ことが目的です。ですから、「痛みを止める→動かして血流を良くする→坐骨神経痛を改善する」という流れになります。
しかし、痛みが止まった分、動かしすぎてしまい負担が大きくなった結果、再度痛みやしびれを再発してしまうという悪循環になってしまいます。薬を服用している間は、無理をせず日常生活に支障が出ない程度に身体を動かすことが重要です。
まとめ
坐骨神経痛を抱えていて、痛み止めを服用していることは悪いことではありません。しかし、自分の身体から出ているサインを誤魔化していると、徐々に症状が強くなり回復する能力が低下してしまい、なかなか治りにくい身体になってしまう倍もあります。
理想は徐々に薬の服用を抑えていき、最終的には飲まなくても痛みやしびれが無くなる状態だと思います。
当院では坐骨神経痛の施術を行っていく過程の中で、計画的に薬の服用を抑えていき、長時間歩いたりできる身体作りのサポートをしています。