坐骨神経痛でMRIの検査費用や項目はどれくらい?
- 坐骨神経痛の検査方法を知りたい
- 坐骨神経痛の検査にかかる費用を知りたい
- 坐骨神経痛の検査が行える医療機関を知りたい
このような方にこの記事はオススメの記事を書きました。
坐骨神経痛の検査法と費用について
坐骨神経痛の検査法は症状が疑われる原因によって異なってきます。坐骨神経痛は筋肉や関節が原因となって起こることが多いですが、中には内臓疾患や悪性腫瘍(ガン)、婦人科系疾患によって坐骨神経痛が起こることも考えられます。
しかし、坐骨神経痛を抱えている中で、いきなり病院へ行くよりは事前に検査方法や費用がどれくらいかかるのか?しっておいた方が安心しませんか?
そこで坐骨神経痛の検査法と費用についてまとめてみました。
坐骨神経痛の検査法はどんなものがあるのか?
坐骨神経痛の検査方法は主に以下の4つとなります。
- SLRテスト
- レントゲン
- MRI
- 脊椎造影検査
この4つの検査方法が坐骨神経痛を調べるために代表的な検査となります。ではどんな検査方法なのか解説していきますね。
SLRテスト
この検査方法では坐骨神経痛の原因となり得る「腰椎椎間板ヘルニア」を疑う為の簡易的なテスト法となります。方法はベッドに仰向けに寝て、膝を伸ばしながら足を上げていきます。この時に腰から足にかけて痛みが走れば腰椎椎間板ヘルニアによって坐骨神経痛が出ているのではないか?という簡易的な方法となります。
しかし、この検査を行って陽性反応が出たとしても確定診断にはなりません。
レントゲン
レントゲンは主に「骨に異常がないか」を検査する為の方法です。坐骨神経痛の場合は骨ももちろん原因として考えられますが、骨以外にも原因が考えられる可能性があるため、レントゲン単独の診断では困難です。
また、レントゲンの場合では筋肉や神経、椎間板は写らないのでレントゲンでわかる範囲は「骨」だけということだけ覚えておきましょう。
MRI
MRIは主にレントゲンで原因が見つからない場合や保存療法が長引いた場合に行うケースが多くなります。MRI専用の機械に30分程度入り、精密な検査を行います。この検査ではレントゲンでは写らなかった筋肉や骨、椎間板などの状態を検査することが出来ます。
ほとんどのケースではMRIを行って坐骨神経痛の原因を特定する場合が多くあります。また検査中に大きい音がすることが特徴です。
脊椎造影検査
脊椎を映し出すことによって、現在どの程度神経が圧迫されているのか?どの場所の神経が異常を起こしているのかを検査する為に行う方法となります。この検査はMRIよりも正確な検査を行うことが出来るため、今後の治療計画を決める際に優れていると言われている検査方法となります。
坐骨神経痛の検査に費用はどれくらいかかる?
次に坐骨神経痛を検査したら費用がどれくらいかかるのかを見ていきましょう。費用は検査項目によって異なります。
【検査法】 | 【費用】 |
SLRテスト | 簡易検査のため検査費用はかからない |
レントゲン | 数百円程度 |
MRI | 数千円~13,000円程度 |
脊椎造影検査 | 数千円~13,000円程度 |
表に記載してある費用は保険の負担金が3割の方の目安です。医療機関によって金額は異なる可能性が高いので、一度医療機関へ問い合わせしてみましょう。
坐骨神経痛の検査はどこに行けば受けられる?
坐骨神経痛の検査は整形外科で行なうことが出来ます。さらにSLRといった簡易的な検査は整骨院や整体院といった機関でも出来ますが、整形外科では唯一画像診断を行える機関です。
坐骨神経痛の原因で多くの場合は整形外科疾患と呼ばれるものになるので、まずは整形外科を受診するようにしましょう。
また坐骨神経痛の検査方法を選択するのは、医師の判断によって決められます。問診やカウンセリングによって必要そうな検査が決められてくるので、項目は人それぞれ違ってきます。
もしも「この検査をして欲しい」という場合は最初に医師に相談してみましょう。検査を受ける時にはメリットだけではなくデメリットも最初に確認しておくとさらにいいでしょう。
まとめ
坐骨神経痛の検査は主に4つになります。どの検査も坐骨神経痛の原因を調べるために必要な検査となりますが、どの検査を行うかは医師の判断に基づいています。
また検査費用については検査項目や割合負担によって変動してきます。おおよその費用は事前に問い合わせすることが出来ると思うので、まず検査を行いたい場合は整形外科を受診するようにしましょう。
参考文献
Straight Leg Raising test(SLRテスト)の 定義の文献的検討
腰痛の専門医によるアドバイス|坐骨神経痛
KOMPAS|脊髄造影(ミエログラフィー)