坐骨神経痛はどこに行く?病院と整骨院の違いについて解説
「お尻から足にかけて痛みが出ているけれど、何処に行ったらいいのかわからない」
「坐骨神経痛のような症状は病院か整骨院のどちらに行けばいいの?」
今回はこんな悩みを抱えているあなたに向けて記事を書きました。
坐骨神経痛はどこに行く?
坐骨神経痛は腰から足にかけて走行している坐骨神経の流れに沿って痛みやしびれが出る症状です。そのような症状が出た場合は何処かに行くべきと思われるのではないでしょうか?治療院も沢山あって病院なのか?整骨院なのか?どちらに行けばいいのか迷ってしまいますよね?
そうならずに済むようにこのブログをご覧いただければ、あなたの坐骨神経痛は病院に行けばいいのか?整骨院に行けばいいのか?理解することが出来ます。
お尻から足にかけての痛みやしびれは病院?
まず初めは、病院(整形外科)へ受診する事が必須です。何故かと言いますと、病院(整形外科)以外の治療院は診断が出来ないからです。病院ではレントゲンやMRI、CTといった画像診断を行うことが出来るので、まずは病院を受診するようにしましょう。
最初にレントゲンを撮影して「骨」に異常が無いかを検査します。骨以外には内臓疾患や感染症を見つけ出すことが出来るのですが、このレントゲンやMRI検査が完璧かと言われるとそうではありません。
何せ腰痛の原因の85%は原因不明と厚生労働省も発表しています。残りの15%には「椎間板ヘルニア」や「腰部脊柱管狭窄症」といった骨が原因のものやガン、圧迫骨折、内臓疾患が当てはまります。
お尻から足にかけての痛みやしびれは整骨院?
先程もお伝えした通り、医師でない限り診断行為は出来ないので整骨院では診断が出来ません。そうしたら意味無いじゃないか?と思われてしまうかもしれませんが、実際のところはそうではありません。
画像で検査が出来ない代わりに徒手検査という方法で、筋肉や関節、神経の状態を確かめることが出来るのです。特に整骨院では筋肉や関節部分の損傷を見つけ出すことを得意としています。ですから病院(整形外科)で検査を受けて特に異常が無い場合は整骨院を利用することも1つの手段です。
坐骨神経痛は病院と整骨院では治療法は違うの?
病院と整骨院では出来ることと出来ないことが異なります。本来、病院では全ての事に対して対応が可能ですが、一人ひとりに時間を費やすことが出来ないので、このように「病院と整骨院で出来ることと出来ないこと」表現を使用しています。
病院(整形外科)での主な治療法は以下の通りです。
- ブロック注射
- 薬物療法(痛み止めや湿布)
- 腰の牽引
- 温熱療法
- 電気治療
- 運動療法(リハビリ)
といった方法が一般的です。病院の場合は健康保険を使用しての治療が可能となります。
整骨院での主な治療法は以下の通りです。
- 温熱療法
- 整体(マッサージ・骨盤矯正など)
- 運動療法(ストレッチ)
- 鍼灸治療
- テーピング
などではないでしょうか?整骨院の場合は、鍼灸院が併設していることもあるので、鍼灸治療を受けることも1つの手段です。病院と大きく違う部分は、完全自費治療という点です。
整骨院ではケガ(骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷)といった5つの症状でしか健康保険が適用とならない為、神経痛の場合は自費治療となります。
唯一鍼灸治療の場合は医師の同意書があれば鍼灸の保険が適応となる場合もあるので、行かれる整骨院(鍼灸院が併設していることが条件)に一度問い合わせてみましょう。
まとめ
坐骨神経痛は原因によって治療法も変わってきます。まずは病院(整形外科)に行って検査を行ってから整骨院を利用するようにしてみましょう。理想では併用して利用することがいいのではないでしょうか?
病院と整骨院では得意としている部分が違ってきます。病院では検査や一時的にでも痛みを抑えることが得意です。整骨院では筋肉や関節部分が原因であれば痛みを取り除くことが出来ます。
ですから、検査は整形外科へ行き治療は整骨院といった利用方法でもいいのではないでしょうか?その際は病院では健康保険が適用となりますが、整骨院では完全自費治療となりますのでご注意ください。
あなたの坐骨神経痛が良くなることを願っています!
