腰痛(ぎっくり腰)でアルコールは飲んでも大丈夫?
「腰痛を抱えているけど、毎日晩酌をしているのでお酒を飲んでもいいのか調べている」
「お酒を飲むとどのようなことが体に起きるのかを知りたい」
このブログは、腰の痛みを抱えていて大好きなお酒を飲んでもいいのか迷っているあなたに向けて記事を書きました。
腰痛の時にお酒は飲んでいい?
ぎっくり腰や腰痛を抱えている患者さんに多く質問される内容が「お酒は飲んでもいいのか?」と聞かれることが多いです。
答えから言いますが、お酒を飲ことはオススメしません!
しかし、何故おすすめしないのか理解したことってありますか?オススメ出来ないという事は何かしらのデメリットがあるからです。
そこで、今回は腰痛とアルコールの関係性についてお伝えしていきます。
腰痛とアルコールの関係性
腰痛とアルコールには深い関係があります。主に関係してくるものは4つあります。
- ・体温の上昇
- ・利尿作用
- ・脳の感覚麻痺
- ・内臓への負担
こちらを解説していきます。
体温の上昇
アルコールを摂取する事で体温は上昇します。体温が上昇するという事は血流が良くなるという事ですが、ぎっくり腰や腰痛で炎症が起きている時に、炎症部分の血流も良くなることで炎症を強くさせてしまいます。
また、体温が上昇することによって発汗も促されるので、身体の水分も排出されてしまいます。
利尿作用
アルコールには強い利尿作用があります。お酒を飲んだ時はトイレが近くなったり、翌日は顔や脚がむくんでいるという経験をしたことはお酒好きのあなたなら、一度は経験があると思います。
それは、発汗や利尿作用によって身体の水分を外に排出してしまい、排出しなければいけない老廃物が体内に残っていることによって起こります。
脳の感覚麻痺
お酒を飲んでいるその日時、脚をぶつけたり転んだりして傷を作ったとしても翌日まで気づかないことってありませんか?
それはアルコールを摂取する事で血液とアルコールが脳に運ばれて、異常な平衡感覚や痛覚といったものが出ます。
そのことにより、痛みを感じにくくなったり、転びやすくなることがあります。
腰痛を抱えていた場合、アルコールを摂取している時は痛みの感覚が薄れてくるので気分が良くなりがちですが、炎症を起こしている部分を更に悪化させてしまうことにつながります。
内臓への負担
アルコールを分解する為には肝臓の働きが活発になります。この分解酵素を凝縮、または排出する為に胆のうやすい臓という部分にも負担がかかります。
さらに利尿作用があるので、当然腎臓や心臓への負担もかかってきます。
特に内臓と腰痛の関係性は深く、人間は1枚のスーツのような筋膜というもので包まれています。この筋膜は筋肉だけではなく内臓にも関係しているのです。
内臓部分の負担がかかり、筋膜が固くなってくると必然的に腰痛に関係してくるような筋肉に影響を及ぼすことは分かりますよね?
腰痛の時はお酒は控えめに
大好きなお酒を我慢する事は大変だと思いますし、我慢をし過ぎてストレスに繋がってしまうこともよくありません。
少量のお酒であれば飲んでも大丈夫かと思いますが、あくまで少量です。
腰痛を抱えている時にお酒を飲んでいいことはありません。
もしも、お酒の席に同席しなければいけない場合は水分も同時に摂るようにして体内の水分量を保ちましょう。
腰痛を解消してから楽しくお酒は飲みたいですね。