足のしびれは正座だけではない!知っておきたい原因の病気9選

「この足のしびれは何かの病気なんじゃないかと不安を感じている」
「足がしびれる原因は何なのか?もしかしたら病気の可能性があるのかな?と思って調べている」
この記事ではこのような悩みを抱えたあなたに向けて書きました。
足のしびれとは?
足のしびれは神経が原因となる「神経性」と血管が原因となる「血管性」に分けられます。
「神経性」の場合は神経の何処かに異常があって痛みやしびれなどの症状を引き起こします。代表的な疾患としては「椎間板ヘルニア」や「脊柱管狭窄症」という原因で起こります。
「血管性」の場合は血管を圧迫されたことによって血流が悪くなった結果、痛みやしびれという症状が起こります。特に一時的に痺れを来す、正座の後の脚の痺れですが、一過性の痺れは静脈が原因とも言われています。
では足のしびれにはどのような疾患や病気が隠れているのでしょうか?
内科的病気が原因で起こる足のしびれ
足のしびれに隠れている病気が以下の通りです。
脳梗塞が原因で足のしびれ
片方の足や足先にしびれが起きる場合には脳梗塞の予兆も考えられます。血液の塊となる血栓によって起こる梗塞によって症状の現れ方は異なりますが、失語や言語障害が起こります。
バージャー病が原因で足のしびれ
喫煙者に多く見られ、初期症状は足のしびれや冷えから始まって徐々に足先が蒼白になり潰瘍が出来ることもあります。
パニック障害が原因で足のしびれ
極度の不安から発作をを起こす前後に足のしびれを引き起こすことがあります。命に関わるかもしれない病気かもしれないという不安から過呼吸を起こすことも。
閉塞性動脈硬化症が原因で足のしびれ
足のしびれと冷えから現れて、徐々に歩いているうちに痛みが強くなって歩行困難になることもあります。糖尿病や高血圧、肥満の方に起こりやすいとされています。症状が悪化すると潰瘍や壊疽してしまうこともあります。
糖尿病が原因で足のしびれ
糖尿病の合併症の1つで末梢神経障害と呼ばれるものがあります。足だけではなく手にも起こりますが足がつる(こむら返り)、鋭い痛みを感じるという場合は注意が必要です。
神経障害初期には、「足先がなんだかジンジンする」、「靴下を履いているような感覚がある」、「痛みやしびれ」という症状を引き起こします。
糖尿病性の神経障害がある場合は、徐々に痛みを感じにくくなってくることもあるので心筋梗塞などの重篤な病気による痛みにも気づかないこともしばしば。
特に足のしびれには注意が必要です。末梢の血管が細くなった結果、動脈硬化を引き起こしたりして足が痛む・しびれる・足がつる・歩けなくなるという症状を引き起こすこともあります。しばらく休むと歩けるようになりますが、また歩けなくなってしまうという事を繰り返します。
整形外科的病気が原因で起こる足のしびれ
整形外科的疾患が原因で起こる足のしびれは以下の通りです。
椎間板ヘルニアが原因で足のしびれ
椎間板ヘルニアを言うと「腰痛」が有名ですが、腰から足にかけて痛みやしびれが出る坐骨神経痛と呼ばれる症状も同じくらい知られています。椎間板は背骨と背骨の間にあるクッションの役割を果たす軟骨ですが何らかの原因によって軟骨部分が外に飛び出してしまい神経を圧迫してしまうことがあります。
脊柱管狭窄症が原因で足のしびれ
神経の束が通る脊柱管に対して、骨が変形したり靭帯が肥大することで脊柱管が圧迫されて足のしびれを引き起こす疾患です。特徴として歩き始めは通常通り歩けますが、徐々に痛みやしびれが強くなり歩けなくなります。しばらく休むとまた歩けるようになりますが同じことを繰り返してしまいます。これを「間欠性跛行」と呼びます。
腰椎変性すべり症が原因で足のしびれ
変性すべり症の場合は脊柱管狭窄症と似たような症状(間欠性跛行)が現れます。患者さんによっては歩ける距離などは異なりますが、腰痛は比較的に少なく全く腰痛を感じない方もいます。
腰椎分離すべり症が原因で足のしびれ
主に10~15歳の頃にジャンプや腰の回旋運動を繰り返すことによって起こる分離すべり症ですが、腰痛やお尻、太ももの痛みやしびれを引き起こすことがあります。特に腰を反らす時に症状が強くなり一般的な方の5%程度の方は分離症になっている方が居るとされています。
足根管症候群が原因で足のしびれ
足根管症候群(そっこんかんしょうこうぐん)は、「後脛骨神経:こうけいこつしんけい」と呼ばれるふくらはぎから踝の外側を通って足裏へと走行している神経になります。かかとや足の裏が圧迫されたり傷ついたりすることで足首やつま先に痛みやしびれを引き起こします。
まとめ
一言で足のしびれといっても色々な病気や疾患が隠れていることがあります。まずは足のしびれを感じたら病院へ行くことをオススメします。もしも命の危険性がある足のしびれだった場合は尚更です。ですからまずは病院へ行きましょう。
検査の結果特に大きな病気や疾患が見つからなければ筋肉や関節の施術を受けると改善することもあるので頭に入れておくといいと思います。
