腰痛が整体で治らないたった1つの理由とは?

公開日:2020/08/02  最終更新日: 2022/10/03

整体に通って、腰痛が悪化したという話を聞いたけど実際はどうなのかを知りたい
腰痛を抱えていて、整体に行くべきか病院に行くべきなのか迷っている

このブログでは、整体で腰痛が治らないのか気になっているあなたに向けて記事を書きました。

整体で腰痛が治らない理由

答えから言いますが、整体で腰痛は治りません。

このように言うと、腰痛を抱えていて整体に通ったら治ったという人もいると思いますが、実際は整体ではなかったかもしれません。

そもそも整体とマッサージが混合している人も多いかと思いますが、整体は「資格が必要ない」もので、マッサージは「あん摩マッサージ指圧師」という国家資格なのです。

主に開業権がある国家資格は「医師」「柔道整復師」「鍼灸師」「あん摩マッサージ指圧師」の4つしかありません。その他の国家資格を持っていたとしても整体院という名目でしかお店を持つことが出来ないのです。

もちろん、整体という名目で国家資格を持っている人が施術にあたる場合もありますが、最低限の知識を持っていないと国家資格を所持することは出来ません。

もちろん、世の中には整体師の人でも知識的、技術的にも素晴らしい先生は存在しています。しかしそのような方ばかりではないので、整体を受けたからと言って必ずしも腰痛が治るとは言い切れないのです。

腰痛治療が出来るのは、医師のみ

国家資格を持っていたとしても、「治療」という医療行為が出来る人は医師だけになります。なので整体で「治す」という行為は原則出来ないのです。

国家資格者である柔道整復師は怪我、鍼灸師は西洋医学の適用外の疾患、マッサージは慢性痛に対して得意としています。

しかし、これらの行為は医師であれば全て網羅していますが、現実問題1人1人に時間を割くことが出来ないので役割分担をしているような形になります。

ですから、整体によって自己治癒力を向上させることで治ることに繋がることもありますが、治す前提の行為は医師(病院)でしか出来ないのです。

整体に頼る前にまずは病院へ!その後整体や整骨院で自己治癒力をUPさせる

病院では整体や整骨院では行うことのできない画像診断(レントゲン・MRIなど)や投薬治療を受けることが出来ます。

腰痛の85%は画像診断ではわからないことは厚生労働省が発表していますが、万が一残りの15%に当てはまった場合は、悪性腫瘍などの命の危機に襲われる疾患もあり得るのです。

また、病院では「今の痛みを取り除く」ことを得意としています。その方法として痛み止めやブロック注射で治療を行っていきます。

しかし、日常生活内が原因となって腰痛が起きている場合は、いくら痛みを取り除く治療を行っても再発してしまう可能性もあります。

腰に負担をかけやすい姿勢を続けている人がいたとして、もし姿勢の悪さが腰痛の原因だとしたら、いくら痛み止めを服用し続けたり、注射を打ったとしてもその場しのぎになってしまいますよね?

そのような日常生活内の要因が蓄積された結果、腰痛を引き起こしているとしたら日常生活内から改善していく必要があるので、再発しないためにも違う方法が必要です。

病院で検査をした結果、命の危険性がなく重篤な病気でないと判断されたのであれば、あなたの話を具体的に聞いてくれて、筋肉や関節の施術を得意としている整体や整骨院を頼ってみてください。

まとめ

いかがでしたか?整体で腰痛が治らない場合は資格の有無に限らず、整体では許容範囲外の可能性もあります。その逆で病院では治療は出来るものの、1人1人に時間を割くことが出来ないので投薬治療で経過観察する場合もあります。

経過観察で良くならない場合は、筋肉や関節の柔軟性を引き出すために整体を頼ることも1つの手段です。

当院では、カウンセリングに一番時間をかけて原因を追究し、筋膜や骨格の検査を行ったあと、カイロプラクティック、鍼灸、マッサージなどの手法を用いて、1人1人に合った方法で施術にあたっています。