椎間板ヘルニアの手術を失敗しない為の3つの適用症状とは

公開日:2019/09/23  最終更新日: 2022/09/25

「ヘルニアと診断されて、手術しか方法が無いと言われているけれど、他に治療方法が無いのかを探している」

今回のブログでは、こんな悩みを持ったあなたに向けて記事を書きました。

腰椎椎間板ヘルニアとは?

ヘルニアとは、「飛び出す」という意味があります。椎間板は髄核(内側)と繊維輪(外側)というもので構成されていますが、中にある髄核が何らかの原因で、外に飛び出して神経を圧迫して腰痛や足のしびれ(坐骨神経痛)を引き起こすとされています。

このように、病院でヘルニアと診断されてしまった場合に「手術しか方法がないのか…」と落ち込んでしまうこともあると思いますが、ちょっとだけ待ってください。

そんなあなたには、今回ヘルニアで手術が必要な症状について解説していきますので、しっかり学んでくださいね!

腰椎椎間板ヘルニアで手術が必要な症状

ヘルニアで手術が必要な症状は「膀胱直腸障害」「明らかな筋力低下」「日常生活に著しく支障が出る」といった3つの場合です。この3つの症状について、詳しく説明していきますね。

膀胱直腸障害

膀胱直腸障害とは、「おしっこや便が出にくい・出ない」といった場合や、「失禁・頻尿」といた膀胱や直腸に問題があり症状を引き起こしている場合です。腰痛や坐骨神経痛が出ていて、このような症状を併発している場合には、早急に一度整形外科を受診するようにしましょう。

明らかな筋力低下

明らかな筋力低下が見られる場合は「神経根障害」の可能性が高くなります。何もないところで「つまづく」「転ぶ」といった場合には、筋力低下が考えられます。神経痛とは違い、神経根障害が起きている場合には、次第に足を上げることや歩行も困難な状態となるので、早急に整形外科を受診するようにしましょう。

日常生活に著しく支障が出る

日常生活内では「立つ」「座る」「歩く」といった当たり前の動作がありますが、このような簡単とも言える動作で支障が出ている場合です。特に神経根障害を併発している場合に日常生活が困難な状態になることが多く診られます。

このような場合にも、早急に整形外科を受診するようにしましょう。

ヘルニアで手術が必要な場合について動画でも解説しています。


つまり、この3つの症状に対して当てはまっていなければ手術が必要ではないと言うことです。

腰椎椎間板ヘルニアの手術をしない時の選択肢

ヘルニアは、約3~6ヶ月以内に90%の方が無くなるといったデータも出ています。これは、白血球の細胞でもある「マクロファージ」がヘルニア部分を異物と判断して食べてしまいます。その為、ヘルニアと診断されても時間が経過すれば無くなるケースもあるのです。それが保存療法といったものになります。

腰椎椎間板ヘルニアで手術と思っていたけれど、整体で治った

整形外科で「ヘルニア」と診断されて、整体で治ったというケースが多くあります。時間が経過すればヘルニアが無くなるケースもありますが、腰痛や坐骨神経痛は無くなっていないという場合が多くあります。ですがこれには、ちゃんとした理由があります。

一つは「筋肉を治療する」ことで改善している。もう一つは「ヘルニアが原因ではなかった」ということです。

腰椎椎間板ヘルニアでも筋肉を治療する

腰痛の85%は原因不明と言われています。これはレントゲンやMRIでわかる原因が15%ということなのです。この2つの検査では、「骨」と「神経」を調べるものになります。この2つを調べると椎間板ヘルニアや「ガン」「内蔵疾患」なども発見することが出来ます。

ですが、筋肉の検査をしていないので、筋肉を治療すると治るケースが多くあるのです。

実は腰椎椎間板ヘルニアが原因ではなかった

そもそも、整体ではヘルニアを治すことは出来ません。ですが、治療したことによって腰痛や坐骨神経痛が治っている場合には「診断が違っていた」ことが考えられます。腰痛やヘルニアも含めて、全ての疾患に対して治す場合には「正しい診断」と「正しい治療」が最低限必要となります。

この1番重要な正しい診断が違っていると、治らないと思っている症状も治るケースが出てきます。

腰椎椎間板ヘルニアは手術しない まとめ

ヘルニアで手術が必要な症状は「膀胱直腸障害」「明らかな筋力低下」「日常生活に著しく支障が出る」といった3つの症状のいずれかがある場合です。

このような場合は、早急に整形外科を受診するようにしましょう。

それ以外の場合では、筋肉や関節といった部分に対して治療を行うと、改善するケースもあるので、整体院や整骨院で治療してみてはいかがでしょうか?