変形性膝関節症でしてはいけないこと3選
「変形性膝関節症と診断されて、してはいけないことを調べている」
「膝が痛いので、日常から気を付けた方がいいポイントを知りたい」
このブログでは、このようなお悩みを抱えているあなたに向けて記事を書きました。
変形性膝関節症とは?
変形性膝関節症とは、50代以降の女性に多く、膝に過度な圧力が加わったことから柔軟性を失い、日常生活に支障をきたす膝痛のことを言います。
- 加齢
- 膝の軟骨がすり減っている
- 筋力不足 など
これらが原因で発症すると言われていますが、実はどれも間違っています。「加齢のせい」でなるなら、同年代の方も患っていても可笑しくありませんし、「軟骨がすり減っている」としたら、首の骨の1~2番目の間は、ほとんどの方がすり減っていますが、何かしらの症状が必ずしも出ているわけではないと思います。
また、「筋力不足」は寝たきりの状態から回復した場合などを除き、日常生活を送れている場合は、すぐに筋力が低下することはありません。
あくまでも症状の1つとして捉えて頂き、病気ではないという認識を持つようにされてください。
変形性膝関節症でしてはいけない3つのこと
では、ここからは変形性膝関節症を患ってしまった場合に、やってはいけないことについて解説していきます。
運動
スクワットのように、体重をかけた状態で膝の曲げ伸ばしをすることは、膝の痛みを悪化させてしまう要因にもなり兼ねません。
確かに、筋肉は下半身の方が上半身に比べて割合が多い為、下半身を鍛える・動かすことは重要です。しかし、膝の痛みを抱えている場合、膝を曲げ伸ばしすることが困難な状況の為、痛みを抱えた中で膝への負荷をかけるような運動は避けるべきです。
スクワットの種類ややり方によって、症状が悪化しないこともありますが、基本的にはつま先よりも前に膝が出てしまうようなスクワットは避けるようにしてください。
仕事
過度に膝の曲げ伸ばしを繰り返すような仕事は避けるべきです。特に、重たいものを持つ仕事。屈伸運動が繰り返し入る仕事。長時間歩く仕事など。膝への負担が強くなるような仕事は避けるようにしてください。
また、正座などを行うような仕事も、出来る限り行わないようにしましょう。
動作
膝に痛みを生じてしまう方のほとんどが、O脚やX脚と言った体型の方が非常に多いです。O脚やX脚は太ももの骨(大腿骨)が内側に捻られた状態(内旋)によって起こってきます。
- 女の子座り(ぺちゃんこ座り)
- 足幅を肩幅に広げた状態で、膝の内側を合わせる
- 座った状態で、どちらかの方向に足を流す など
このような動作を繰り返すことによって、太ももの骨が内側に捻られてしまうため、O脚やX脚になりやすい状況にさせてしまいますので、これらの動作は避けるようにしてください。
変形性膝関節症でしてはいけないことに関する多い質問
水を抜くことはいけないこと?
関節内に水が溜まる場合は、炎症が起こっているサインです。その際に水を抜く行為を例えるとしたら、家が火事になっている場合、鎮火させる為には放水する必要がありますよね?しかし、その放水を止めてしまった場合、家事は更に酷さを増していきます。ですから必要であって水が溜まってしまう場合もあるので、必ずしも抜いたほうが言い訳ではありません。
1か月以上水が溜まっている場合は、膝の動きが少なくなってしまった結果ということも考えられますので、十分注意してください。
運動はしてはいけないの?
運動と一言で言っても、沢山の種類が存在します。簡単に言うと、「膝への負担が強くなるような運動は避けるべき」です。変形性膝関節症の場合は、関節に問題がある場合や筋肉が原因となって症状をきたしている場合が存在します。
出来る限り体重をかけないような運動を行うことによって、膝の曲げ伸ばしを行った結果血流が良くなり、症状が軽減するケースもありますので、「寝ながら自転車漕ぎ」「プールで歩く」「自転車に乗る」といった運動や痛みが出ないストレッチなどは、出来る限り行っていくことによって、改善スピードがアップすることも考えられます。
ストレッチをやるならどこをやればいい?
膝が痛くなる原因としては、股関節や足首周りの柔軟性が低下した結果、膝への負担がかかってくることが考えられます。
よくある股関節周りのストレッチや足首を回す。足指を動かすような意識を持ち動かすことによって、柔軟性がアップした結果、膝への負担が軽減できる可能性が非常に高いです。
ストレッチではなくても、体操などによる股関節・足首を動かすようなものでも構いません。
人間は、良く動かす部分には血液を運んでくれるため、動かすことを意識してください。また、この時にも体重をかけないように寝ながら行うことをお勧めします。
まとめ
変形性膝関節症の時に、してはいけないことは「過度な負担を膝にかけること」です。してはいけないことを理解することによって、日常生活から意識をし負担を出来る限り少なく済むように心がけてください。
筋トレなどの運動は、痛みや症状が取れてから行うようにすることで、ストレスなく行うことが出来ますので、是非気を付けてください。
