腰痛と便秘の関係性とは?自宅で簡単にできる解消法をご紹介

公開日:2020/01/17  最終更新日: 2022/10/01

「最近お腹が張ったと同時に腰痛も現れてきた」
「腰痛と便秘って関係あるのか調べている」

このブログはこのような悩みを抱えたあなたに向けて記事を書きました。

腰痛と便秘の関係性!

腰痛と便秘って全然違うイメージが無いですか?便秘は腸の問題ですし、腰痛は筋肉や関節、内臓など様々な原因もあります。しかし、便秘が引き金となって腰痛を引き起こすことがあるんです。

そこで、今回は腰痛と便秘の関係性と、解消法についてご紹介していきます。

便秘が原因の腰痛とは?

便秘は以下のようなことが原因となって起こります。

  • ・体内の水分不足
  • ・カリウム不足
  • ・睡眠不足
  • ・運動不足
  • ・姿勢の歪み など

一言で言うなら、腸内環境が悪いという事です。でも何故この便秘が腰痛を引き起こしてしまうのか?

S状結腸が関係している

S状結腸は直腸に繋がる部分ですが、実は内臓には筋膜も関係しているので固くなったり、活動が低下することによって便秘が起こりやすくなります。筋膜が関係しているということは、腰痛にも関係があることは理解できますよね?

このS状結腸の上には、腰椎や骨盤の安定に関係している腸腰筋という筋肉が着いています。中でも大腰筋は腰椎の前面から太ももの骨の内側まで着いている筋肉となるので、固くなったり癒着が起こることで腰を反らしてしまうことにつながるので、腰に負担をかけてしまいます。

腰痛・便秘解消法

ではどのように解消すればいいのでしょうか?水分を摂ったり運動をすることも大事ですが、一番簡単な方法は「お腹周りのマッサージ」です。この方法は寝てても座ってでも出来ることが特徴なので、場所を選ぶことがほとんどありません。

お腹のマッサージの姿勢

お腹のマッサージは「椅子に座る」「仰向けで両膝を立てる」この2つの姿勢で主に行うようにします。

お腹のマッサージ① お腹周りを擦る

  1. 肋骨に沿って左右を擦る
  2. 鼡径部を擦る
  3. お腹周りをのの字に擦る

お腹のマッサージ② お腹のツボを刺激する

右下腹部からスタートして最後に臍の下の部分で終わるようになります。合計8か所ありますが、左右にあるツボもあるので合計5つのツボとなるのでご紹介しますね。

1・7 大巨(だいこ)

おへその下から人差し指~薬指の指3本分下に行き、そこから左右に指3本分のところです。便日の場合は左側の刺激が重要になってきます。

2・6 腹結(ふっけつ)

おへそから指5本分外側にいき、そこから親指1本分と少し下にあります。特に便秘の場合は左側の刺激が重要になってきます。

3・5 天枢(てんすう)

おへそから人差し指から薬指の指3本分左右横にある部分にあるツボになります。

4 中脘(ちゅうかん)

おへそとみぞおちの中間部分にある点が中脘になります。

8 関元(かんげん)

おへそと恥骨部の中間にある点が関元になります。

お腹のマッサージ③ のの字にマッサージ

最後にののじにマッサージを行うようにしましょう。ややお腹の下から持ち上げるようなイメージで行なって頂くと、溜まっている便もスムーズに流れやすくなります。

お腹をマッサージする事で、腸の動きも活発になりリラックスすることも出来るので、緊張やストレスによる便秘の場合はこの方法で解消することも。

注意点

このマッサージが効果的では無い方も居ます。もしも便秘が原因ではない可能性もあるので、一度病院で検査を受けることをオススメします。

しかし、病気以外であれば以下のことが関係している事で効果的ではないこともあります。

  • 姿勢が悪い
  • 血流が悪い
  • 腸内環境が悪い
  • 睡眠の質が落ちている

このようなことも考えられるので、セルフケアと同時に、解消する為のケアも必要となってきそうですね。

まとめ

今回は腰痛と便秘の関係性と解消法についてお伝えしていきました。特に便秘は女性に多く見られます。現代ではストレスを抱えた状態で仕事や家事をすることで、腰に負担が掛かってくることも考えられます。

まずはセルフケアを試して頂き、もし自分自身で解決しないようであれば整体を受けることも1つですね。