【常識と思っているほど非常識】痛みやしびれはこう治す

公開日:2021/12/08  

こんにちは、けやきの森整体院、総院長の森野です。

2回目の今回は「痛みやしびれはこう治す」というテーマでお伝えしていきます。

痛みやしびれは「脂肪」が関係している

あまりイメージ出来ないと思いますが、肥満は皮下や内臓に脂肪が付いた場合に起こるものですが、痛みやしびれも筋肉内に脂肪が蓄積した結果起こる場合があります。

痛みのセンサーについては前回お伝えした通り、真皮・筋膜・関節包という3つの部分が関係して充分な酸素が腰に行き届かない状態が続くと、痛みやしびれに繋がることがあります。

よく整形外科や整骨院などの機関で、先生から「血流を良くしましょう!」と言われたことのある人は多いと思いますが、それは筋肉内にある脂肪を排出させるために血流を良くすることが必要だからです。

脂肪=老廃物

脂肪は老廃物とも言えますが、この老廃物は毛細血管を経由してリンパ管から排出が可能となっています。簡単に言うと、この2つのどちらかでも入口が広がっている状態であれば痛みやしびれは出ません。

つまりこの3つのセンサーへ血流を促すことが出来、さらに筋肉内や皮下、内臓にまとわりついている老廃物を排出させることが出来れば痛みやしびれもなくなり、しかもダイエットにも成功できます。

これが可能となればマッサージでも整体でも、鍼灸でも腰痛は無くなりますし、肥満も解消できます。

また、この前私が電車に乗っていたらこのような広告を見つけました。

細胞から痩せる!リバウンドなし

これはどういう意味かというと、人間の身体は生まれた時から脂肪細胞の数は決まっています。これが大きくなれば太る、痛みやしびれが出る。小さくなれば痩せる、痛みやしびれが無くなるということです。

しかし、小さくすることは食生活を変えたり運動を続ければ可能ですが、数を減らすというのはクリニックでしか出来ません。

脂肪細胞が大きいまま体重が減っていたり、痛みやしびれが無くなっていたとしたら、当然リバウンドもしますし何度もダイエットや痛みを繰り返して、なかなか最近は痩せにくい・・・、治りにくい・・・という方の場合は脂肪細胞が大きいままの可能性が高いです。

痛みやしびれはこうやって治す

痛みやしびれは交通事故のような突発的なものではない限り、90%以上は生活習慣の積み重ねによって起こっている物です。

ですから、今までの悪習慣を辞めて新たに血流を良くするための方法を取り入れていく必要があります。

悪習慣となりやすいものは、

  • 食事の過剰摂取
  • 運動不足
  • 睡眠不足

この3つが考えられます。

このいずれかでも問題がある場合は痛みやしびれが出やすい状況です。こちらは治療以外の時間となるので、ご自身で少し努力してもらうしかありません。

食事の過剰摂取

ご飯を食べる時は内臓も働くので身体がリラックスしている状態になります。

内臓は自律神経の副交感神経が優位になると働くので、ご飯を食べている時に痛みを感じている人は筋肉や血管が原因ではなく、内科疾患によるものかもしれないので、注意が必要ですが、ご飯を食べる時に気を付けたいことは、糖質の過剰摂取です。

糖質は中毒性があるので、糖質の過剰摂取を繰り返すことで満足した量を摂らないと我慢できない状況になってしまいます。

また、糖質を摂取すると脳へダイレクトに影響を及ぼすとされています。
特に炭水化物や砂糖を摂ると「ドーパミン」という物質が脳から分泌されますが、これはドラッグを服用したときと全く同じメカニズムになるそうなので、恐ろしいことは理解出来ると思います。

糖質が身体の中に無かったとしても、糖新生と呼ばれるたんぱく質の一種でもあるアミノ酸を分解して糖質を作り、脂肪に含まれる脂肪酸を消費することでエネルギー源となる糖質は作れます。ちなみに糖質は「炭水化物ー食物繊維」で数値を求めることが出来ます。

痛みやしびれを抱えている場合は、140g/日 程度に抑えるようにしましょう。

運動不足

デスクワークやリモートワークが増えている中で、同じ姿勢を続けることがどうしても多くなってきます。

人間の身体の性質上、使う部分に対しては沢山の酸素、つまり血液を送り出すことが出来ますが、使われていない部分に対しては血液を送り出さない状態となってしまいます。

良くある話ですが、「昔は身体が柔らかかったのに…」「学生時代は開脚も出来て…」なんてことがありますよね。これは良く使う部分だったということなので、大人になれば自然と運動不足にもなり、身体が固くなってしまうということ起きやすいということになります。

なので、ストレッチやウォーキングで痛みやしびれを治していくセルフケアが多いですが、ポイントとしては「普段やらない動きをする」ということです。

特に苦手な動きに関してはやらないことが多いので、自分で「この動きは固い・苦手」というものは、出来る限り取り組むようにしてみましょう。

睡眠不足

睡眠不足になると身体の回復力も低下しますが、本来寝ている時はリラックスしている状態にならなければならないものが、緊張状態が続くことで寝返りが少なくなってしまいます。

寝返りが出来ない状況だと、同じ部分が圧迫されやすくなるので、筋肉も固くなり血流が悪くなることが予想されます。

また、成長ホルモンというホルモンの分泌が減ってしまうので、疲労回復を邪魔させるだけではなく、細胞の修復や再生も起きにくくなってきます。