原因不明の膝の痛みとは?考えらえる撃退法9選について徹底解説
「整形外科でレントゲンやMRIを撮影したけれど、病気もなく原因が分からない膝の痛みは何が考えられるのかを調べている」
「階段の昇り降りや膝を曲げることが出来ないのに、病院では異常が無いと言われ困り果てている」
このブログでは、このようなお悩みを抱えているあなたに向けて記事を書きました。
原因不明の膝の痛みとは?
整形外科(病院)では、痛みなどの自覚症状を抱えている場合は、ほぼ間違いなくレントゲン撮影を行います。レントゲンを撮影した結果、病気の可能性があったり骨に異常が診られた場合はMRI撮影へと移りますが、多くの場合はレントゲン撮影をして画像検査は終了となります。
「膝の痛みを抱えているのに、原因が不明なのか?」と思われる方も少なくないはずだと思いますが、正確に言うと「骨に異常がないので原因が不明」ということになります。
つまり、骨には問題がないので他の組織の影響を受けた膝の痛みと言えるでしょう。
膝の痛みはケガや病気だけではない
原因が分かる膝の痛みは病気やケガなどによるものです。
- 半月板損傷
- 前十字靭帯損傷
- 内側側副靭帯損傷 など
これらはケガによるもので起こる可能性が非常に高いです。また、リウマチによって膝の痛みを引き起こしてしまうこともある為、血液検査によって膝の痛みが判明する場合もあります。
ですから、膝の痛みを抱えた場合は整形外科(病院)で検査を受けることは必須です。
原因不明な膝の痛みはどうしたらいい?
先ほどもお伝えしたように、原因不明の膝の痛みの場合は「骨に異常が無い」「病気ではない」と言う判断となる為、他の組織が原因となっている可能性が非常に高いです。
他の組織とは、コラーゲン繊維が豊富な「真皮(皮膚)」「筋膜(筋肉)」「関節包(関節)」の3つが考えられます。これらの組織はコラーゲン繊維芽豊富で痛みのセンサーがあります。この3つのいずれか1つでも酸欠を察知することによって、痛みを引き起こすことが考えられます。
ですから、原因不明の膝の痛みに関しては真皮・筋膜・関節包という3つの組織の酸欠を防ぐ必要があるのです。
市川市けやきの森整体院行徳店の膝の痛みアプローチ方法
股関節や足指の柔軟性が低下することによって、膝の痛みが起こることがあります。また膝が痛い場合は、前・後・内側・外側と主に4か所に分けられるので、場所別にお伝えします。
膝の前側に痛みが出る場合
筋肉で言えば、太ももの前側(大腿四頭筋)や膝裏(膝窩筋)が関係している可能性が高いです。筋肉が硬くなっている場合は、十分な柔軟性が無い為伸び縮みしてくれません。
セルフケアとしては、膝を伸ばしてお皿を上下・左右に動かすようなことを行ってください。太ももの前の筋肉は膝のお皿と関係性が深い為です。
膝の裏側に痛みが出る場合
筋肉で言えば、膝裏(膝窩筋)が関係している可能性が高いです。当院に来られている方の中には、膝を曲げた時に膝裏が痛くなるという方がいらっしゃいます。
その際、膝窩筋が十分な柔軟性が無い為、膝を曲げる時に膝裏が痛くなっているケースが多いです。
テニスボールや指を使って膝裏のやや内側下あたりを優しく押してみてください。
膝の内側に痛みが出る場合
筋肉で言えば、太ももの内側(内転筋)が関係している可能性が高いです。太ももの内側にはハンター管と呼ばれる神経や血管が通る管がありますが、その部分に影響が出ていることが多いです。
このハンター管に問題が生じている場合は、すねの内側や足の甲まで症状が出る場合もあります。
太ももの内側に対して掌を使って優しく刺激してみてください。
膝の外側に痛みが出る場合
筋肉で言えば、太もも裏(大腿二頭筋)や太もも外側(大腿筋膜張筋)が関係している可能性があります。
外側に重心がかかりやすかったり、太もも裏の柔軟性が低下している方に多く見られます。
太もも裏のストレッチや太ももの外側は掌を使って優しく刺激してみてください。
膝の痛みに対する施術方法
当院では何が原因で膝の痛みが出ているのか?を判断し「真皮」「筋膜」「関節包」の3つの部分に対してアプローチを行っていきます。アプローチ方法については、どんな方法なのかを簡単にお伝えします。
真皮 | 筋膜 | 関節包 |
テーピング | 整体 | ストレッチ |
オイルマッサージ | 筋膜リリース | 関節運動法 |
整体 | 鍼治療 | カイロプラクティック |
これらは、ほんの一部ですが、方法は人それぞれ異なりますが、全ての事に共通することは、この3つに関して血流を良くしていくということになります。
テーピング
テーピングは筋肉の保護にも利用しますが、皮膚に対してのアプローチにも使用できます。人間の身体は「痛い」という刺激よりも「触れる」「貼る」という感覚の方が脳に伝わる速度が速い為、テーピングを貼ることによって痛みが軽減することがあります。
もう少し分かりやすく言うと、「痛いの痛いの飛んでいけー」や「どこか痛い時に手を当てる」ということは、このような理屈を勝手にやっているということになります。
オイルマッサージ
オイルを使用して、皮膚に直接的に刺激を入れる場合は皮膚や浅い筋膜までアプローチすることが可能です。低刺激で且つ皮膚と浅い筋膜を同時にアプローチしていきます。
整体
指圧やあん摩などを組み合わせて、筋肉や関節の柔軟性を高めていくものです。人間は、筋肉が硬くなることによって関節の柔軟性が低下する為、筋肉の柔軟性を高めて関節の柔軟性も高めていきます。
筋膜リリース
メディセルという筋膜リリース専用機械を使用してアプローチしていきます。筋膜は深層筋膜と浅層筋膜がありますが、両方とも刺激を入れることが可能です。鍼治療に抵抗がある方などに用いています。
鍼治療
痛みの出ている部分や関係している部分に対して、髪の毛ほどの太さの鍼で刺激を入れてきます。鍼の場合はマッサージなどでは届かない深層部の筋膜までアプローチすることが可能です。
ストレッチ
自分自身で行うセルフストレッチよりも可動域が広がり、動かすことが可能です。ゆっくり伸ばすようなストレッチではなく、筋肉と関節の柔軟性を高めて力を入りやすくするものです。
関節運動法
苦手な動作や日常から動かさない動作は、十分な血液を運んでくれません。その為、苦手な動きに関係する関節を動かすようなアプローチを行っていきます。カイロプラクティックのような短時間で行う手技ではなく、持続的な力を加えて行っていくものです。
カイロプラクティック
動きが少ない、または動きがない関節に対して瞬間圧でアプローチするものです。ボキボキとなるような手技が苦手な方の場合は、持続圧によって瞬間圧と同じ結果を出すことも可能です。
まとめ
整形外科でレントゲンやMRIを撮影したけれど、膝の痛みの原因が分からずに困っている方は真皮・筋膜・関節包の3つの部分に対してアプローチ出来るような施術を受けることによって、膝の痛みが改善するケースがあります。
沢山のアプローチ方法がありますが、どれも血流を良くする手段の1つです。施術方法に対して抵抗があるものは避け、出来るだけリラックスした状態で受けられるものをご提案されると思いますので、その中から選択してみてください。