【事実】腰椎椎間板ヘルニアはレントゲンだけでは判断出来ない理由

公開日:2019/10/19  最終更新日: 2019/10/20

整形外科でレントゲンを撮影してヘルニアの可能性があると言われ落ち込んでいる
レントゲンを撮ってヘルニアと言われたけれど、正直諦めきれない

このブログはこのような悩みを抱えているあなたのために書きました!

腰椎椎間板ヘルニアはレントゲンで分かる?

答えから言いますが、レントゲンだけでは腰椎椎間板ヘルニアはわかりません。しかし整形外科を受診して多くの方は問診やカウンセリングを受けた後にレントゲン撮影を行います。

しかしレントゲンを撮影する意味は「骨に異常があるのか?」を見つけることを目的としているのでガンや感染症、骨折などの病気が隠れているのかを判断するために行います。ですから、そもそも椎間板ヘルニアを見つけるための検査では無いのです。でも何故レントゲンを撮影することが当たり前になっているのでしょうか?

レントゲン撮影をする意味

レントゲン撮影は整形外科が専門的に行う検査の1つで病気やケガの診断に欠かせない重要な検査方法です。しかし、椎間板は軟骨で出来ているため、椎間板ヘルニアをレントゲン撮影のみで診断することは不可能なのです。ただし椎間板ヘルニア以外で腰痛や坐骨神経痛を引き起こしている場合に原因となるガンの転移や感染症、骨折などが見つかることもあるので、重要な検査となります。

つまり、椎間板ヘルニアを見つける為ではなく病気やケガが見つかるのではないか?という目的でレントゲン検査を行います。

腰椎椎間板ヘルニアを見つけるならレントゲン検査よりもMRI

MRIは椎間板ヘルニアを診断するために一番優れていると言われている検査方法です。「短時間で体の負担が少なく安全に行える検査法」と言えますが、実際の所椎間板ヘルニアのなかには、痛みやしびれの症状が出ない場合もありますが診断名は「椎間板ヘルニア」となってしまいます。つまり治療が必要な椎間板ヘルニアは発見が出来ますが、症状が出ない椎間板ヘルニアはMRIでも見つけることが出来ません。

これらの原因を見つける為には専門家の診断や検査が必要となります。

腰椎椎間板ヘルニアのレントゲン撮影と診断

レントゲンを撮影するためにSLR(下肢伸展挙上テスト)と呼ばれる膝を伸ばしたまま足を上げていき坐骨神経痛の有無を確かめるテストがあります。この方法は整形外科ではなくても出来ます。このテスト方法で足の感覚の鈍さや筋力低下を見極めて診断を行います。その後にレントゲン撮影→MRI検査を行って確定診断を行います。

しかしこの時にヘルニアが見つかったとしても症状が見つからなければ問題はありません。

レントゲン撮影で腰椎椎間板ヘルニアと言われても諦めないで

ほとんどの場合は「ヘルニアの可能性がある」「軟骨がすり減っている」と言われることもありますが、それが原因とは限りません。レントゲン検査では筋膜や関節の状態を検査することは出来ません。

整骨院や整体院では筋肉や筋膜、関節への施術を得意としています。整形外科でも苦手な分野があります。当然整骨院や整体院でも得意不得意はあります。お互いの弱いところを補うことで早期に腰椎椎間板ヘルニアが軽快していく例もあります。

当院でも整形外科の受診を定期的に行いながら椎間板ヘルニアの治療を行って、当院で整体を受けている方も大勢いらっしゃいます。1つに絞らずに色々な視点から見ていくと、明るい未来が見えてくる可能性も高くなってきます!

参考文献

腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン(改訂第2版) 第3章 診断

腰椎椎間板ヘルニア 日本整形外科学会