急性腰痛症(ぎっくり腰)とは?主な原因と簡単対処法について解説
「重たいものを持とうと思った時にグキっ、と腰を痛めてしまった」
「ぎっくり腰を初めて経験するのでどうしたらいいのかわからない」
このブログはぎっくり腰になってしまったあなたの為に記事を書きました。
急性腰痛症(ぎっくり腰)とは?
ぎっくり腰は起こる年代は関係ありません。ぎっくり腰は医学的に言うと「急性腰痛症」と言われ急に起こる腰痛の事を指します。
予期せぬ場面で腰に激痛が走って、重症度が高い場合はその場から動けなくなったり、日常生活を送ることも困難な腰痛です。
急性腰痛症(ぎっくり腰)の原因は?
ぎっくり腰の原因は勿論個人差がありますが、一言で言うなら「疲労の蓄積」によって起こってきます。
- ・骨盤や背骨の歪み
- ・腰まわりの筋肉量の低下
- ・スポーツでの過度な繰り返しの動作 など
これらが原因となり、ぎっくり腰を引き起こしてしまうのです。ですから、年代に関わらず若い方でも腰に疲労の蓄積が起きている場合には、誰にでも起こる可能性はあるのです。
急性腰痛症(ぎっくり腰)の治し方
本来、ぎっくり腰になったら病院か治療院で治療を受けることが一番理想的です。しかし、身動きが取れないようなぎっくり腰の場合は、治療院に行く事すらままならない状態だと思います。
そのような場合は以下の事を試してみて下さい。
RICE処置
ぎっくり腰になった場合年代にもよりますが、約48~72時間以内は炎症物質が出続けているとされているので、まずはこのRICE処置を行うようにしましょう。
R:Rest(安静)
I:Icing(冷却)
C:Compresshion(圧迫)
E:Elebation(挙上)
R・Cはコルセットを使用してIは保冷材かアイスパックで行ないましょう。最近では安静にしすぎるよりも日常生活内の動きはした方が改善も早いと言われているので、コルセットをして無理のない範囲で動かすようにしましょう。
保冷剤やアイスパックは、薄めのハンカチや手ぬぐいに包んで患部を15分間冷やして15分外すというサイクルを2サイクル行いましょう。
Eについては、心臓の位置よりも患部が高い位置にして、炎症物質が流れないようコントロールする必要があるので、仰向けや横向きの場合は足の下に枕や座布団を入れるような姿勢を取るようにしてみましょう。
急性腰痛症(ぎっくり腰)はどれくらいで治る?
治るという認識は個人差があるので、ココでは激痛で日常生活もままならない状態ということでお伝えしますが、だいたい2~3日くらいで治まります。
その後、生活は出来ても痛みが残るという期間は2週間ほどかかりますが、徐々に痛みも和らいできます。
基本的には最初のケアと、早めの治療が必要となってくるので、治療院に行けるような状態になれば早急に治療を受けるようにしましょう。
急性腰痛症(ぎっくり腰)で気を付けること
ぎっくり腰は日常の負担が蓄積された結果起こるものなので、出来る限り腰の負担を減らすような努力が必要です。
その為にはまず姿勢から見直してみましょう。
- 物を持ち上げる動作
- 椅子に座っている姿勢
- 椅子から立ち上がる動作
- 寝返りや起き上がり など
腰を前や後ろに倒すと痛みが強くなる傾向があるので、なるべく前後の動きを少なくして負担を軽減させてあげることが重要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ぎっくり腰は「急性腰痛症」と言われるものですが、急に起こったという認識をされている方がほとんどですが、本当は疲労の蓄積によって起こるものです。
今回ご紹介したRICE処置はあくまで自分自身で出来る治し方なので、疲労の蓄積が無くなるわけではありません。それには正しい姿勢やケアももちろん必要です。
また再発しないように腰の負担を軽減させるためにも一度医療機関で診てもらいましょう。
