足底筋膜炎とは?原因と簡単予防ストレッチについて解説
「歩いたり、立ったりするときに”かかと”が痛くて日常生活に支障が出ている」
「足底筋膜炎と診断されたが、悪化しない為に原因や予防法を調べている」
このブログでは、足底筋膜炎でかかとや足の裏が痛いあなたに向けて記事を書きました。
足底筋膜炎とは?
仕事柄、日常生活内に長時間の立位や歩行、ウォーキングやランニングによって足底(足の裏)に負担が加わる動作を繰り返し行うことによって、かかとや足の裏の中央から内側にかけて痛みが現れることが多くあります。
「かかとが痛い」「足の裏が痛い」という場合は、足底筋膜炎の可能性が高いです。
足底筋膜炎の主な原因は?
足に負担のかかりやすい環境下で繰り返しスポーツをしている
ウォーキングやランニングなど、アスファルトなどの硬い地面では、足にかかる負担は衝撃が強くなる為、大きくなります。足に繰り返し衝撃が加わることによって、足底筋膜だけではなく周りの組織も柔軟性が低下していきます。また、筋肉が硬くなることによって、関節の柔軟性も低下する為、ケアを行わずに衝撃が繰り返されることによって足底筋膜炎に繋がることがあります。
疲労の蓄積
疲労が蓄積することで、本来の機能が低下してしまい本来使わなければならない部分で負担を補えなくなってくることで、足底に負担をかけてしまう結果を招いてしまいます。長時間の外回り、立ち仕事などにより疲労が蓄積することで、血流が悪くなり足底筋膜炎に繋がることがあります。
靴や靴下による足、指関節の柔軟性低下
人間の骨は206個あり、関節の動きは「前後」「左右」「左右の回旋(捻る)」と6通りあります。足から指にかけては片足で26個あるので、両足で約1/4の骨や関節動作が足や指に必要となってきます。本来であれば、手のように自由に動かせなければならない部分が、靴や靴下の影響により、本来なければならないはずの機能が低下してしまい足底に負担をかけてしまいます。
股関節の柔軟性低下
股関節は体重の約6割の負担を受けるとも言われています。股関節は球関節なので、6通りの動き全てを得意としています。どれか一方向でも動作が制限されている場合は、股関節で受けられる負担を他の部分で補わなければなりません。結果、足底に負担をかけてしまい、足底筋膜炎に繋がりやすくなります。
ふくらはぎ、アキレス腱が硬い
ふくらはぎやアキレス腱は、抗重力筋と呼ばれ、重心を支える重要な部分です。しかし、ケアや疲労除去を疎かにしてしまうと、歩行時や立位時に衝撃が足底に加わりやすくなる為、足底筋膜炎に繋がりやすくなることがあります。
足底筋膜炎になりやすい人の特徴9選
▢硬いグラウンドやフロアでランニングやジャンプ動作を繰り返している
▢足の関節、指の関節の柔軟性が低下している
▢靴下が通常の指が5本まとまった物を履いている
▢長時間の歩行や立位を繰り返している
▢外反母趾や内反小趾、巻き爪などの指の問題を抱えている
▢スニーカーではなく、クッション性の低い靴を履く機会が多い
▢股関節の柔軟性が低下している
▢正座が出来ない
▢偏平足や土踏まずが高い
足底筋膜炎の簡単予防法とは?
練習環境下を工夫する
ウォーキングやランニングなど、練習量を落とせない場合も当然あると思います。そんな場合はアスファルトや硬いフロアから、芝や土、陸上競技場で使用されているタータントラックがオススメです。足にかかる負担をアスファルトよりは軽減することが出来るので、変化出来る方は練習の環境下を変更してください。
シューズを変える
どうしてもアスファルトや硬いフロアで練習をしなければならない場合は、厚めのアウトソール(外底)の靴を選ぶようにしてください。軽めのシューズを選びがちですが、足底への負担を減らすためにもクッション性が高いアウトソールに注目してください。また、インソールを変える方もいますが、偏平足などのオーダー製品は非常に高価なものとなるので、アシックスやニューバランスなどのシューズがオススメです。
足の関節の柔軟性を高める
足の指や関節も手の指のように自由自在に動かせなければなりません。足の指でグー・チョキ・パーといったジャンケンや足の指でタオルを掴んでいくタオルギャザーなど、日常から足の指を使える環境を作りましょう。どうしても、そのような時間を確保できない場合は、5本指ソックスや足袋などを履いて、指が動きやすい状況を作りましょう。また、正座が出来ない場合は、足の関節が硬い証拠でもありますので、指を動かして周りの関節が動きやすい状況を作り出しましょう。
足底筋膜炎の予防ストレッチ
足底筋膜炎の予防ストレッチと体操をご紹介します。
自宅で簡単に出来るものになるので、足底筋膜炎に悩まれている方は是非試してみてください。
まとめ
いかがでしたか?足底筋膜炎になった場合は身体の使い方や柔軟性が低下した結果起こります。正しい身体の使い方をすることで、負担が軽減され痛みもなくなりますので、是非今回お伝えしたことを試してみてください。
もしも、足底筋膜炎で悩まれている方がいましたら一度ご相談ください。
