かかとが痛い・足の裏が痛い足底筋膜炎の簡単な治し方3選
「立ち上がったり、歩き始めでかかとが痛くなるので、何か症状が軽減する方法がないか探している」
「足の裏や、かかとが痛くて長時間歩くことが困難」
このブログでは、足底筋膜炎の症状に悩んでいるあなたに向けて記事を書いています。
足底筋膜炎とは?
足底筋膜とは、踵(かかと)から足の指の付け根まで伸びている組織に炎症が起こったことによって症状をきたすものです。これを足底筋膜炎、もしくは足底腱膜炎と呼ばれますが、どちらも同じ意味になります。
足裏に付いている足底筋膜は、土踏まずを構成する為にアーチ状になっておりクッションの役割を果たしますが、周辺組織の柔軟性が低下した結果、足への衝撃が強くなり症状をきたす場合が多いです。
足底筋膜炎にならない為に
足底筋膜炎にならない為には、まず身体の機能や構造を理解しておくことが重要です。ポイントは4つあります。
- 足指の筋肉の柔軟性
- 足指の関節の柔軟性
- 股関節の柔軟性
- かかと重心ではなく、つま先重心
以上の4つについて解説します。
足指の筋肉の柔軟性
固くなる順序として、筋肉が硬くなり関節が硬くなります。最近では、足の指を動かさないことが増えてきたため「浮き指」になっている方が増えてきています。これは、足指の使用頻度が落ちてきたことによるものです。
足の指の間にある「骨間筋:こっかくきん」の筋力低下によって、足の指が動かなくなってくることが考えれます。
足指の関節の柔軟性
人間はもともと、四つ足動物で四足歩行をしていましたが、現在は二足歩行になっています。手の指はよく使うので、柔軟性が保たれやすいですが、足の指は「靴」「靴下」の影響により、使用頻度が低下した結果退化しています。その為、足の指も本来は手の指のように自由自在に動かないといけません。
また生活環境が以前と異なってきたことが足指の機能が低下していることも考えられます。
- 正座→椅子
- 草履・下駄→靴
- 足袋→靴下
このように足の指を使わなくなってきていることが多くなってきていることもあり、機能が退化してしまっている傾向にあります。
股関節の柔軟性
股関節は、体重の約6割の負担を受けるとも言われている関節です。特に股関節は球状の関節をしているので、前後、左右、左右に捻る6通り様々な動きが可能です。しかし、日常で使う動作は前後がほとんどですが、その他の4通りの動きに関しては行わない場合が多いです。
よく使う部分に対しては血液供給が行なわれますが、使用頻度が低い動作や部分に対しては血液供給が十分に行われません。
その為、使用頻度が低い動作については柔軟性が低下し、機能が低下してしまう可能性が非常に高いです。
かかと重心から、つま先重心
O脚やX脚などの足の悩み、外反母趾や内反小趾による足指の悩みを抱えている場合は、かかと重心になりやすい傾向にあります。本来は、重心が母指球あたりにかかることが理想的ですが、O脚やX脚の場合は大腿骨(太ももの骨)が内旋(内側に捻る)しているので、かかとに重心が乗りやすい傾向です。つま先を外に向けることによって、かかと重心からつま先重心へと変化していきます。
また、足指に痛みや症状を抱えている場合は、足指が使えなかったり痛みが出ている為、重心を逃がす為にかかと重心になってしまうことが考えられます。
足底筋膜炎の簡単な治し方
身体の機能や構造が理解出来たところで、簡単に出来る足底筋膜炎の治し方について動画で解説します。
足底筋膜炎を治していくためには、「足の指の運動・体操」が必要不可欠です。特に辛いものではないので、是非試してみてください。
まとめ
足底筋膜炎になってしまった場合は、
- 足指の筋肉の柔軟性向上
- 足指の関節の柔軟性向上
- 股関節の柔軟性向上
- かかと重心ではなく、つま先重心に
この4つのポイントを頭に入れて、セルフケアを試してみてください。