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「膝の痛みを抱えているので、指圧やマッサージで良くなるものなのかを調べている」
「膝の痛みに効果的なセルフマッサージもあれば、教えて欲しい」
このブログでは、このようなお悩みを抱えているあなたに向けて記事を書きました。
膝の痛みはマッサージで治るの?
膝の痛みで悩まれている方の中で、様々な治療方法を試したけれど改善しない。または、膝の痛みを抱えてから、まだ治療もあまり受けたことがないなど様々な方がいると思います。
そのような中で「膝の痛みにマッサージで対応できるのか?」という疑問を持っている方も少なくないはずです。
答えから言いますが、「病気やケガではない限り、マッサージによって膝の痛みを軽減・または解消させることは可能」です。
膝痛の分類
膝の痛みが起きる原因は、大きく分けて「病気・ケガ・組織の損傷(慢性痛)」3つの分類が出来ます。
病気
原因がハッキリと分かっておらず、30~40代の女性に多く見られる関節リウマチが当てはまります。関節に炎症を起こし、関節の変形や腫れを引き起こす病気です。
この関節リウマチは膝だけではなく全身に症状が出る病気です。初期症状としては、全身の倦怠感、食欲不振、熱っぽい、起床時に関節のこわばり等の症状が出ます。
症状が進行してくると、腫れだけではなく全身に症状が広がり、膝に水が溜まる、軟骨破壊などによって関節が動かせない等、日常生活にも支障が出る程歩くことが困難になってしまう場合があります。
ケガ
特に膝のケガは、コンタクトスポーツ(ラグビーやサッカー)やランニング時、跳躍競技(バスケット・バレーボール)に多く見られます。その中で多く見られるケガが、靭帯損傷と半月板損傷です。
膝関節は4つの靭帯で構成されています。
- 前十字靭帯
- 内側側副靭帯
- 外側側副靭帯
- 後十字靭帯
靭帯を損傷した場合、修復は不可能なので損傷具合によっては手術が検討される場合もありますが、微細な損傷程度であれば周囲の筋肉を鍛えて支えるようなことで補うことも可能です。
半月板損傷は、膝の関節に半月状の形をしたクッションがあります。それが半月板です。この半月板は太ももの骨(大腿骨)を安定させることや、衝撃吸収の役割があります。この半月板が傷ついたり、強い外力によって破壊されたりすることによって損傷することがあります。
また、半月板は血液循環が無い組織なので痛みを感じることはありません。半月板の損傷によって周辺組織の骨膜という部分に刺激が加わることで膝の痛みを引き起こすことが多いです。
他にはジャンパー膝やランナー膝、オスグッド(成長痛)などがあります。
組織の損傷(慢性痛)
一番有名な膝痛でもある変形性膝関節症があります。レントゲンを撮影して診断されることが多いですが、ほとんどの場合は構造と症状を照らし合わせて総合的な判断で「変形性膝関節症」と診断されます。
歩き出しや動き出しに膝に痛みが出始め、徐々に階段昇降時や歩行痛、正座が出来ないなどの症状が現れ始めます。
変形性膝関節症の場合、膝が変形することによって様々な症状を引き起こすと考えられていますが、多くの場合は機能の低下によって症状をきたしています。人間は使わない部分には酸素(血液)は送られません。
変形する理由として挙げられる点は、圧力が加わったため怒ってきます。特に膝は圧力を受けることが苦手な関節でもある為、周辺の関節でもある股関節や足首などの柔軟性が低下したことによって圧力が強くなることがあります。
また、手術が適応となるケースは非常に稀なことですし「変形性膝関節症」の字のごとく”症”という字を使っている為、病気ではなく症状と言えると思います。
膝痛への指圧マッサージ
病気やケガについては、マッサージは有効ではありませんが機能を回復していく段階(リハビリ)については有効な手段の1っと言えます。
膝関節は「大腿骨・膝蓋骨・脛骨」と3つの骨から構成されています。この骨に付いている筋肉。股関節や足首を含めた関節。背中や腰から膝に通る神経の3つをアプローチすることが重要です。
筋肉
膝周りの筋肉は、太ももの前を通っている大腿四頭筋の大腿直筋は太ももの骨の前側に付いていますが、ほとんどの筋肉は太ももの骨の裏側から前面に付いてきます。
その為、前側や内側、外側をマッサージすることも必要ですが、特に裏側を行うようにすることが必要です。
関節
関節は2層構造になっています。外側が繊維輪(せんいりん)、内側が滑膜(かつまく)となっていますが、繊維輪に血液循環が出来ると滑膜に栄養(酸素)が送られ関節内に潤滑液が出ます。ですから関節を動かすことが必要です。
加重時に膝痛が出る場合は、仰向けや横向きで膝の屈伸運動を取り入れたり、膝関節の負担を減らすように股関節や足首の柔軟性を向上させていくことが必要です。
神経
膝周りの神経は背中や腰から出ている神経となります。背中の下から腰の上の間から出る大腿神経(だいたいしんけい)は太ももの前や内側に関係してきます。腰の下から出る坐骨神経(ざこつしんけい)は、膝の裏や外側に関係してきます。
膝の痛みが出る場所によっても関係してくる神経は変わってきますので、膝の周りだけではなく背中や腰のアプローチも必要となってきます。
膝痛のセルフマッサージ
セルフマッサージは無理なく、ある程度何処でも出来るものがいいと思います。ここからは動画でお伝えしますので、セルフケアのマッサージで友好的なものを2つご紹介します。
まとめ
膝の痛みは病気の可能性もあるので、まずは整形外科を受診して適切な検査や処置を受けるようにしてください。病気やケガではない場合、マッサージも有効な手段の1つとなりますので、セルフケアで改善したい方はセルフケアを。自分ではどうにもできないという場合は、近くにある整骨院や整体院で筋肉・関節・神経の3つのアプローチを受けるようにしてみてください。
「整形外科でレントゲンやMRIを撮影したけれど、病気もなく原因が分からない膝の痛みは何が考えられるのかを調べている」
「階段の昇り降りや膝を曲げることが出来ないのに、病院では異常が無いと言われ困り果てている」
このブログでは、このようなお悩みを抱えているあなたに向けて記事を書きました。
原因不明の膝の痛みとは?
整形外科(病院)では、痛みなどの自覚症状を抱えている場合は、ほぼ間違いなくレントゲン撮影を行います。レントゲンを撮影した結果、病気の可能性があったり骨に異常が診られた場合はMRI撮影へと移りますが、多くの場合はレントゲン撮影をして画像検査は終了となります。
「膝の痛みを抱えているのに、原因が不明なのか?」と思われる方も少なくないはずだと思いますが、正確に言うと「骨に異常がないので原因が不明」ということになります。
つまり、骨には問題がないので他の組織の影響を受けた膝の痛みと言えるでしょう。
膝の痛みはケガや病気だけではない
原因が分かる膝の痛みは病気やケガなどによるものです。
- 半月板損傷
- 前十字靭帯損傷
- 内側側副靭帯損傷 など
これらはケガによるもので起こる可能性が非常に高いです。また、リウマチによって膝の痛みを引き起こしてしまうこともある為、血液検査によって膝の痛みが判明する場合もあります。
ですから、膝の痛みを抱えた場合は整形外科(病院)で検査を受けることは必須です。
原因不明な膝の痛みはどうしたらいい?
先ほどもお伝えしたように、原因不明の膝の痛みの場合は「骨に異常が無い」「病気ではない」と言う判断となる為、他の組織が原因となっている可能性が非常に高いです。
他の組織とは、コラーゲン繊維が豊富な「真皮(皮膚)」「筋膜(筋肉)」「関節包(関節)」の3つが考えられます。これらの組織はコラーゲン繊維芽豊富で痛みのセンサーがあります。この3つのいずれか1つでも酸欠を察知することによって、痛みを引き起こすことが考えられます。
ですから、原因不明の膝の痛みに関しては真皮・筋膜・関節包という3つの組織の酸欠を防ぐ必要があるのです。
市川市けやきの森整体院行徳店の膝の痛みアプローチ方法
股関節や足指の柔軟性が低下することによって、膝の痛みが起こることがあります。また膝が痛い場合は、前・後・内側・外側と主に4か所に分けられるので、場所別にお伝えします。
膝の前側に痛みが出る場合
筋肉で言えば、太ももの前側(大腿四頭筋)や膝裏(膝窩筋)が関係している可能性が高いです。筋肉が硬くなっている場合は、十分な柔軟性が無い為伸び縮みしてくれません。
セルフケアとしては、膝を伸ばしてお皿を上下・左右に動かすようなことを行ってください。太ももの前の筋肉は膝のお皿と関係性が深い為です。
膝の裏側に痛みが出る場合
筋肉で言えば、膝裏(膝窩筋)が関係している可能性が高いです。当院に来られている方の中には、膝を曲げた時に膝裏が痛くなるという方がいらっしゃいます。
その際、膝窩筋が十分な柔軟性が無い為、膝を曲げる時に膝裏が痛くなっているケースが多いです。
テニスボールや指を使って膝裏のやや内側下あたりを優しく押してみてください。
膝の内側に痛みが出る場合
筋肉で言えば、太ももの内側(内転筋)が関係している可能性が高いです。太ももの内側にはハンター管と呼ばれる神経や血管が通る管がありますが、その部分に影響が出ていることが多いです。
このハンター管に問題が生じている場合は、すねの内側や足の甲まで症状が出る場合もあります。
太ももの内側に対して掌を使って優しく刺激してみてください。
膝の外側に痛みが出る場合
筋肉で言えば、太もも裏(大腿二頭筋)や太もも外側(大腿筋膜張筋)が関係している可能性があります。
外側に重心がかかりやすかったり、太もも裏の柔軟性が低下している方に多く見られます。
太もも裏のストレッチや太ももの外側は掌を使って優しく刺激してみてください。
膝の痛みに対する施術方法
当院では何が原因で膝の痛みが出ているのか?を判断し「真皮」「筋膜」「関節包」の3つの部分に対してアプローチを行っていきます。アプローチ方法については、どんな方法なのかを簡単にお伝えします。
真皮 | 筋膜 | 関節包 |
テーピング | 整体 | ストレッチ |
オイルマッサージ | 筋膜リリース | 関節運動法 |
整体 | 鍼治療 | カイロプラクティック |
これらは、ほんの一部ですが、方法は人それぞれ異なりますが、全ての事に共通することは、この3つに関して血流を良くしていくということになります。
テーピング
テーピングは筋肉の保護にも利用しますが、皮膚に対してのアプローチにも使用できます。人間の身体は「痛い」という刺激よりも「触れる」「貼る」という感覚の方が脳に伝わる速度が速い為、テーピングを貼ることによって痛みが軽減することがあります。
もう少し分かりやすく言うと、「痛いの痛いの飛んでいけー」や「どこか痛い時に手を当てる」ということは、このような理屈を勝手にやっているということになります。
オイルマッサージ
オイルを使用して、皮膚に直接的に刺激を入れる場合は皮膚や浅い筋膜までアプローチすることが可能です。低刺激で且つ皮膚と浅い筋膜を同時にアプローチしていきます。
整体
指圧やあん摩などを組み合わせて、筋肉や関節の柔軟性を高めていくものです。人間は、筋肉が硬くなることによって関節の柔軟性が低下する為、筋肉の柔軟性を高めて関節の柔軟性も高めていきます。
筋膜リリース
メディセルという筋膜リリース専用機械を使用してアプローチしていきます。筋膜は深層筋膜と浅層筋膜がありますが、両方とも刺激を入れることが可能です。鍼治療に抵抗がある方などに用いています。
鍼治療
痛みの出ている部分や関係している部分に対して、髪の毛ほどの太さの鍼で刺激を入れてきます。鍼の場合はマッサージなどでは届かない深層部の筋膜までアプローチすることが可能です。
ストレッチ
自分自身で行うセルフストレッチよりも可動域が広がり、動かすことが可能です。ゆっくり伸ばすようなストレッチではなく、筋肉と関節の柔軟性を高めて力を入りやすくするものです。
関節運動法
苦手な動作や日常から動かさない動作は、十分な血液を運んでくれません。その為、苦手な動きに関係する関節を動かすようなアプローチを行っていきます。カイロプラクティックのような短時間で行う手技ではなく、持続的な力を加えて行っていくものです。
カイロプラクティック
動きが少ない、または動きがない関節に対して瞬間圧でアプローチするものです。ボキボキとなるような手技が苦手な方の場合は、持続圧によって瞬間圧と同じ結果を出すことも可能です。
まとめ
整形外科でレントゲンやMRIを撮影したけれど、膝の痛みの原因が分からずに困っている方は真皮・筋膜・関節包の3つの部分に対してアプローチ出来るような施術を受けることによって、膝の痛みが改善するケースがあります。
沢山のアプローチ方法がありますが、どれも血流を良くする手段の1つです。施術方法に対して抵抗があるものは避け、出来るだけリラックスした状態で受けられるものをご提案されると思いますので、その中から選択してみてください。
『妊娠中には膝の痛みはなかったのに、出産後に急に膝の痛みが出てきたのは何故なのか疑問に思っている…』
『産後に起きた膝痛は何が原因で、どうしたらいいのかを調べている』
このブログでは、産後に起きた膝の痛みで悩んでいるあなたに向けて記事を書きました。
産後に膝の痛みが出る原因は?
妊娠中から膝の痛みを訴える方もいますが、産後に膝の痛みを感じるママさんは非常に多くいます。その原因として考えられることは、
- 女性ホルモンによる筋・関節の負担増
- 関節の柔軟性低下
- O脚・X脚
などが挙げられます。
女性ホルモンによる筋・関節の負担増
出産をするために、リラキシンと呼ばれる女性ホルモンが分泌されます。このリラキシンは、骨盤周りの筋肉や関節を緩める作用があるので、出産をしやすい状況にさせます。しかし、妊娠後期から出産後にホルモン分泌の影響により骨盤周りの支えが弱くなっていることによって、筋肉や関節への負担が増加してしまします。
その為、骨盤周りで支えられなかった負担が膝や足などに加わることで膝の痛みに繋がることが考えられます。
関節の柔軟性低下
人間の身体は、『動かすことが得意な関節』と『安定を保つことが得意な関節』の2種類があります。下半身で言えば股関節や足指の関節は動かすことが得意ですが、腰や膝は安定を保つことが得意な関節です。これらが逆転してしまうことによって膝の痛みに繋がることがあります。
特に産後の場合は、股関節で負担を支えることが出来ずに、動かすことが苦手になってきます。使いにくくなってくることで、お尻が垂れたり大きくなる印象を持たれる方がいますが、これらは関節の柔軟性が低下した結果、十分に筋肉を使えない状況になっていることが考えられます。
O脚・X脚
女性で多い悩みの1つがO脚やX脚ですが、普段から「女性座り」などによる太ももの骨が内側に捻られるような身体の使い方をしている方が多いので、男性には少なく女性に多くなります。
O脚もX脚も、股関節から太ももの骨(大腿骨)までは同じで、膝から内側に足が流れる場合はO脚、外側に足が流れる場合はX脚となります。これらはお尻の筋肉を使うことが出来ずに起こる悩みなので、大きな部分で負担を受けられずに、膝へ負担をかけてしまうことが考えられます。
腰からくる膝の痛み
妊娠中からお腹の大きさを支える為に、お尻が上手く使えない場合は腰を反らして母体を支えようとします。その結果、腰痛になるママさんも多いですが実はこの時期から膝に関係する神経や血管に問題を起こしやすくなってきます。
腰から出る神経は膝周りの神経と繋がりが深くあります。膝の前や内側を通る神経は「大腿神経」と呼ばれ腰の上の方から膝の前・内側まで走行しています。
膝の外や裏側を通る神経は「坐骨神経」と呼ばれ腰の下の方から膝の外や裏側まで走行しています。
このように腰と膝は密接な関係があるため、産後に腰痛を抱えている場合は膝痛に繋がりやすくなることが考えられます。
膠原病による膝の痛み
非常に稀なケースではありますが、膠原病によって膝の痛みを引き起こす場合があります。膠原病は血管、皮膚、筋肉、関節などに炎症が見られる総称です。原因不明の発熱や関節の痛みが見られ、リウマチや全身性エリテマトーデス(SLE)など数種類の病気が含まれるものです。比較的若い女性に多いので、原因不明の発熱と関節痛が起きた場合は、まずは病院を受診することが先決かと思います。
産後の膝の痛みはどう治す?
産後に膝の痛みが出た場合に、一番気になることが治すことですよね?
- 整形外科を受診し検査を受ける
- 整骨院や整体院で筋肉や関節の施術を受ける
- セルフケアを行う
この3つのポイントについて解説します。
1.整形外科を受診し、検査を受ける
産後に膝の痛みを訴えた場合は、必ず1回は整形外科を受診するようにしましょう。何故なら整形外科では画像検査と投薬治療の2つが唯一行える機関だからです。
整形外科を利用する場合は、検査目的で行くようにしましょう。
万が一、膝の痛みが病気によるものだった…ということも考えられるので、必ず整形外科を受診するようにしましょう。
検査の結果、「骨に異常がない」「病気ではない」「命に関わるものではない」という場合は、次のステップに進んでください。
2.整骨院や整体院で筋肉や関節の施術を受ける
骨に異常がなかったり、病気ではない場合は筋肉や関節の施術を受けることで膝の痛みが解消されるケースが非常に多くあります。
整骨院や整体院では、筋肉や関節の施術を得意としている施設が多いので、膝の痛みの専門家に相談するようにしましょう。
また、施術に関しては筋肉や関節を緩めるだけではなく、使えなくなっている関節や筋肉を使うことも重要になってきます。
3.セルフケアを行う
膝の痛みのほとんどが、急なケガによるものでなければ日常生活の負担の蓄積によって起こるものです。
そんな中で、セルフケアの代表格がストレッチになりますが、当院ではあまりオススメしません。
何故なら、ストレッチをする習慣がない方の場合は継続することが困難だからです。また、ストレッチは様々な種類が存在する為、「ストレッチで良くならなかった…」という心理状態から膝の痛みを悪化させる要因にも繋がるからです。
ですが、ストレッチをやらない場合は「ラジオ体操」を行ってください。特に苦手な動きに関しては動かしてあげることが重要となってきます。股関節や足指を動かすことが重要となってきますので、2つの関節を動かすことを意識してみてください。
またセルフマッサージで解消したい方や、ストレッチ・体操習慣がある方に関しては動画でご紹介しています。
膝のお皿のセルフマッサージ
膝の内側が痛い方用
カエルストレッチ
太もも前のストレッチ
まとめ
産後の身体は膝の痛みだけではなく、様々な身体の不調が起こりやすい時期でもあります。育児や家事による疲労、筋肉や関節の柔軟性低下やホルモン分泌の影響などが合わさることで、膝の痛みに繋がることがあります。
まずは原因を追究することが先決なので、整形外科を受診し検査を行い、問題が無ければ筋肉や関節の施術を受ける為に整骨院や整体院で膝の痛みに詳しい専門家に相談してみてください。
「二の腕が痛くて、この症状は四十肩や五十肩に当てはまるのか調べている」
「二の腕が痛い時に、なぜ痛みが出るのか?原因が何なのかを知りたいと思っている」
このブログでは、このようなお悩みを抱えているあなたに向けて記事を書きました。
四十肩・五十肩とは?
- 夜になると、肩の痛みで十分な睡眠が取れないでいる
- 腕を挙げようとした時に、肩に痛みが走る
- 上着に腕を通そうとした時に腕付近が痛い
- 下着をつける時に、肩回りが痛くて装着が困難
このような症状を抱えている場合は、四十肩や五十肩の可能性があります。
四十肩や五十肩は、病名ではなく総称名になります。正しくは、「肩関節周囲炎(かたかんせつしゅういえん)」と呼ばれ、肩回りに痛みなどの症状が出た場合に用いられる疾患名です。
40代や50代の方に多く発症するとされているので、40代であれば四十肩。50代であれば五十肩と呼ばれているため、呼び名は異なりますが、同じものになります。また、40代や50代ではなくても発症する可能性があるため、いずれかの言い方を用いていれば間違いではありません。
四十肩・五十肩で二の腕が痛いのは何故?
四十肩・五十肩で二の腕が痛くなる原因が隠れている場合は、筋肉・関節・神経が原因の場合があります。
筋肉が原因の場合
筋肉が原因の場合、首から鎖骨に付く斜角筋と、二の腕にある上腕筋という筋肉があります。
斜角筋の下に、腕神経叢(わんしんけいそう)という神経が通過します。その為、斜角筋が硬くなることによって、血流が悪くなり二の腕に痛みを引き起こす場合があります。
二の腕にある上腕筋は、肘を曲げ伸ばしした状態ではほとんど使われることはありませんが、日常では手首を内側に捻った状態で肘を曲げることが多いと思います。
デスクワークや自転車に乗る際には、手首が内側に捻られていると思います。そのような時に上腕筋は働きますが、この上腕筋の周りには力こぶを構成する上腕二頭筋や二の腕の上腕三頭筋という筋肉がありますが、その筋肉と筋肉の隙間に柔軟性が低下した結果、血液が循環しなくなります。
その結果、二の腕に痛みが出ることがあります。
関節が原因の場合
肩の関節は上腕骨、肩甲骨、鎖骨の3つの骨で構成されています。この中でも肩甲骨や鎖骨は動きが少なくなりやすい骨です。この2つの骨が関係している肩甲骨と胸郭で構成される肩甲胸郭関節や、胸骨と鎖骨で構成される胸鎖関節の柔軟性が低下することによって腕の痛みに繋がることがあります。
また、肩甲骨の柔軟性が低下した結果、上部頸椎の柔軟性も低下しやすくなってきます。その為、筋肉の部分でも説明した通り斜角筋の柔軟性も低下しやすくなってきます。
関節の柔軟性が低下している場合は、筋肉が固まっている証拠でもあります。
神経が原因の場合
神経が原因の場合は、首から出る腕神経叢から出る神経の枝に問題が生じている可能性が高いです。
神経自体は正常な状態でも、その周りを覆っている伴行動脈、または伴走動脈とも言われていますが、その血管が何らかの要因によって圧迫を受けた結果、二の腕に痛みが出る場合があります。
四十肩・五十肩で二の腕が痛い時の対処法とは?
四十肩や五十肩で二の腕が痛い時は、まずは整形外科を受診して適切な検査を受けるようにしてください。
整骨院や整体院では画像検査や投薬治療は出来ません。病院では唯一、この2つのことが可能となりますので、万が一のことを考えて整形外科を受診するようにしましょう。
画像検査を行って、特に問題が見られなかった場合(骨に異常が見つからない・病気ではない)は、筋肉や関節の柔軟性を上げていく体操を行いましょう。
人間は、普段から使っている動きは得意としていますが、なかなか動かさない方向や動作については血液を十分に運んでくれません。
その為、ラジオ体操のようなことを行って肩回りの柔軟性を高めていきましょう。
その後、対処法でも良くならない場合は、近くの整骨院や整体院で筋肉や関節の施術を受けるようにすると良いと思います。
まとめ
四十肩・五十肩で二の腕が痛い場合は、筋肉・関節・神経の3つが関係している可能性があります。自分自身で解決出来る範囲を超えている場合は、対処法を行っても改善しないこともあるので、自分では出来ないことは人の手を借りて施術を受けるようにしてみてください。
「座っている時に腰やお尻に痛みがあり、長時間座ることが多いので、負担が少なくなる座り方を調べている」
「デスクワークやリモートワーク中に坐骨神経痛が酷くなるので、何かいい方法がないか知りたい」
このブログは、このようなお悩みを抱えているあなたに向けて記事を書きました。
座る姿勢で坐骨神経痛が強くなる
あまりイメージが無いかもしれませんが、座っている姿勢は肩や腰の負担を強くさせてしまう可能性が非常に高いです。
日常から座っていることは、様々な場面で多いはずです。
- デスクワークやリモートワークで座る時
- 車の運転中
- 食事中に椅子に座る時やソファーでくつろぐ時 など
日々の中で当たり前のように座っていると思います。しかし、実は立っている時よりも座っている時の方が腰回りにかかる負担は強くなってきます。
椎間板にかかる負担
上記の図は、立っている時を100として表したものになりますが、座っている時は立っている時に比べて約1.4倍もの負担が椎間板にかかるとされています。その為、腰回りの負担が強くなり、椎間板だけではなく筋肉や関節にも負担が強くなるということです。デスクワークやリモートワークのように、長時間座ることに当たり前になっている場合は、「疲れるな」「身体が固まるな」という感覚になるかもしれませんが、座ることに対して、うらやましいと思っている方の場合は、座ることが腰回りの負担を強めることをイメージ出来ません。
座るということは、想像以上に負担を強めることに繋がるのです。
坐骨神経痛を和らげる理想の座り方とは?
理想の座り方は「坐骨で座る」ことです。「骨盤を立てる」という表現をするこtもありますが、イメージとしたら「あぐら」や「正座」が当てはまります。
しかし、椅子やソファーであぐらや正座は理想的な座り方ではありません。
では、どのようにして椅子やソファーに座るのか?
椅子の座り方
椅子に座る時には、出来る限り下半身でも負担を補うことが重要です。
- 足の裏を床に付ける
- 膝と股関節を90°にする
- 深めに座って背もたれを使う
この3つを実行することで、坐骨で座ることが可能となります。
頭の位置も気を付ける
人間の頭の重さは、約5~6キロと言われています。ボーリングのボールで表すと、13ポンドの重さです。ボーリングをする時に、身体に近づけて持っている場合は、重さは軽く感じていますが、投げようとした時に体から離れる際に重さを感じると思います。
その為、頭も同じで中心部分から離れることによって、負担が強くなります。また、ある研究結果では頭が前方に2cm移動することで2倍の負担が首にかかると言われています。
- 首の角度30°で18kg
- 60°で27kg
負担となるとされています。
デスクワークの際は、どうしても画面に近づいてしまうこともあるので、1時間同じ姿勢が続かないようにして、体操やストレッチなどを行いリセットするようにしましょう。
負担を表す数字
負担は「運動量(仕事量)×時間」で表すことができます。運動量や仕事量は、姿勢や動作のことを言いますが日常で姿勢や動作を変えることは、なかなか難しいことです。仕事中は特に集中している時に姿勢や動作を意識することは現実的ではありません。
その為、出来る限り時間を気にすることが重要です。ですから同じ姿勢が続かないように、リセットする目的で身体を動かしていくことが必要なのです。
まとめ
座ることは日常で当たり前のように行っている動作です。日頃からポイントを意識することで座っている時の坐骨神経痛を和らげることが可能となってきますので、是非試してみてください。
「膝の痛みで、階段の昇り降りや歩く時が辛いので、原因は何が考えられるのかを調べている」
「まだ30代なのに、膝の痛みで良くある軟骨がすり減って痛みが出ているとしたら、どうしたらいいのか知りたい」
膝の痛みに対して、インターネットや動画検索をした際に様々な体操やストレッチなどがあると思いますが、沢山の情報に溢れかえってしまい、どうしたらいいのか分からない方も非常に多いです。そこで、今回は若い30代の女性でも膝の痛みが出てしまう原因や対処法について解説していきますので、是非参考にしてみてください。
若い30代女性でも膝の痛みが出る原因
ケガでもないのに、徐々に膝の痛みが出てくるようになってきた…。そのような思いをされていませんか?膝の痛みというと、どうしても高齢者のイメージがあると思うので、気持ちも不安定になりやすいです。
しかし、若い20代や30代の女性でも膝の痛みを抱える原因が複数考えられます。
女性特有の座り方
「女の子座り」や「ぺたんこ座り」といった座り方は女性ならではの座り方ではないでしょうか?または、どちらか片方に足を投げたりして座ることによって、太ももの骨(大腿骨)が内側に捻られる為、O脚の要因にもなります。
また、電車や座っている際に、肩幅に開いた状態で膝の内側をくっ付けることでも同様のことが起こります。
膝の関節は曲げ伸ばしする際に、脛(すね)の部分が外側に捻られる(スクリュー・ホーム・ムーヴメント)ことによって、動作が出来るようになります。しかし、女性特有の座り方を行うことによって、その動作が出来にくい状況となってきます。
股関節の柔軟性の低下
股関節は体重の約6割の負担を受けるとも言われています。その為、股関節の柔軟性が低下することによって、膝への負担が強くなることが考えられます。
関節の動きは、前後・左右に曲げる・左右に倒すという6通りの動きがあります。膝関節は曲げ伸ばし(前後)の動きは得意ですが、その他4通りの動きは苦手です。この苦手な動きが入ることによって、ケガに繋がるリスクが高くなります。
また、股関節は6通りの動きが得意な関節です。その為、得意な動きが出なくなることは、柔軟性が低下している証拠になりますので、本来股関節で受けられる衝撃や圧力が膝に加わる可能性が高くなります。
どうして膝の痛みが出てしまうのか?
痛みが出る原因は、一言で言うと「酸欠状態」です。痛みを感じるセンサーは「真皮(皮膚)」「筋膜(筋肉)」「関節包(関節)」の3つの組織が酸欠状態になることによって、痛みの信号を脳に伝えます。
酸欠状態というのは、血流が悪いということになりますので、『痛い=苦しい』というサインなのです。
ですから、とにかく血流を良くすることが重要です。また、膝の関節は二層構造になっています。外側が「繊維膜」と言う組織で覆われていて、内側が「滑膜」という膜で構成されています。関節内には、血液は循環していないので、膝を動かすことによって、繊維膜に血流が行き届き、滑膜へ酸素を送ることで酸欠を防ぐことが出来るのですが、膝が痛い場合は動かすことも拒んでしまうため、酸欠状態が更に強くなる傾向があります。
膝の痛みで良くある質問
軟骨がすり減ると、膝の痛みに繋がるの?
軟骨がすり減ったからと言って、必ずしも痛みに繋がるわけではありません。膝以外の部分で言うと、首の骨の1番目と2番目は、首を左右に回す際に良く動く関節です。そのため、ほとんどの方が軟骨がすり減った状態です。しかし、ほとんどの方が首の痛みを必ずしも痛みを感じていないのと同じことが言えるのです。
膝が変形する理由は何ですか?
変形する理由は、圧力がかかったことによって起こってきます。特に動かすことが苦手な部分は変形が起こりやすい傾向です。首の下、腰、膝など。先ほどもお伝えした6通りの動きが出来ない部分に対しては、変形が起こりやすい傾向があります。
変形を予防していく為には、動かすことが得意な肩関節や股関節の柔軟性を向上させ、動かすことが苦手な部分を休ませてあげる必要があります。
レントゲンを撮ったら、関節の隙間が狭いと言われた
レントゲンは、静止画です。膝の痛みを感じている場合は、多くの場合が動作中に出ていると思います。そのため、動いていない・動かしていない静止画では原因はハッキリしません。
ですから、レントゲンを撮影して、特に悪性腫瘍や感染症などの病気が隠れていなければ、心配する必要はありません。
膝が痛い時の対処法
膝の痛みが出てしまった場合は、以下の3つステップを行ってください。
病院へ行く
何もなければいいのですが、万が一のことも考えて必ず整形外科でレントゲンの撮影を行うようにしましょう。整形外科では、唯一画像検査と投薬治療が行える医療機関です。もしも病気などを含め、命の危険性があるケースも存在するからです。ほとんどの方が、レントゲンを撮影して、以下のようなことを言われます。
- 軟骨がすり減っています
- 神経が圧迫されています
- 半月板がすり減っています など
あくまでも可能性の話をされますが、危険性は低いという判断で良いと思いますので、次のステップに進みましょう。
整骨院や整体院で施術を受ける
筋肉や関節の施術を得意としている整骨院や整体院ですが、多くの方が筋肉や関節の柔軟性を上げることによって膝の痛みが回復していきます。整骨院や整体院では、画像は撮影できませんが動作を分析しながら、原因として考えられる筋肉や関節に対してアプローチをしていきます。
また、理想は病院と整骨院や整体院と併用することをお勧めします。何故なら出来ること、やれることが異なるからです。もしも併用する場合は、整骨院でも自費施術となりますので、ご注意ください。
セルフケアを行う
このストレッチや体操を行ってください。というのは正直特にありません。しかし、普段使わない動作や柔軟性が低下した筋肉の場合は、血流が悪くなっている可能性が高い為、苦手な動きが入っているような体操を行うようにしてください。
特にオススメな体操がラジオ体操です。動かすことが重要なので、ラジオ体操を行って膝以外の部分も含めて血流を良くしていきましょう。また、マッサージやストレッチなどは動画をご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?若い20代や30代の方でも、膝の痛みが出てしまう可能性はあります。原因をしっかりと把握して膝の痛みが酷くならないようにしていきましょう。治らないものではないと思うので、まずは病院に行って適切な検査を受けた後、筋肉や関節の施術を整骨院や整体院で受けてみてください。
「立ち上がったり、歩き始めでかかとが痛くなるので、何か症状が軽減する方法がないか探している」
「足の裏や、かかとが痛くて長時間歩くことが困難」
このブログでは、足底筋膜炎の症状に悩んでいるあなたに向けて記事を書いています。
足底筋膜炎とは?
足底筋膜とは、踵(かかと)から足の指の付け根まで伸びている組織に炎症が起こったことによって症状をきたすものです。これを足底筋膜炎、もしくは足底腱膜炎と呼ばれますが、どちらも同じ意味になります。
足裏に付いている足底筋膜は、土踏まずを構成する為にアーチ状になっておりクッションの役割を果たしますが、周辺組織の柔軟性が低下した結果、足への衝撃が強くなり症状をきたす場合が多いです。
足底筋膜炎にならない為に
足底筋膜炎にならない為には、まず身体の機能や構造を理解しておくことが重要です。ポイントは4つあります。
- 足指の筋肉の柔軟性
- 足指の関節の柔軟性
- 股関節の柔軟性
- かかと重心ではなく、つま先重心
以上の4つについて解説します。
足指の筋肉の柔軟性
固くなる順序として、筋肉が硬くなり関節が硬くなります。最近では、足の指を動かさないことが増えてきたため「浮き指」になっている方が増えてきています。これは、足指の使用頻度が落ちてきたことによるものです。
足の指の間にある「骨間筋:こっかくきん」の筋力低下によって、足の指が動かなくなってくることが考えれます。
足指の関節の柔軟性
人間はもともと、四つ足動物で四足歩行をしていましたが、現在は二足歩行になっています。手の指はよく使うので、柔軟性が保たれやすいですが、足の指は「靴」「靴下」の影響により、使用頻度が低下した結果退化しています。その為、足の指も本来は手の指のように自由自在に動かないといけません。
また生活環境が以前と異なってきたことが足指の機能が低下していることも考えられます。
- 正座→椅子
- 草履・下駄→靴
- 足袋→靴下
このように足の指を使わなくなってきていることが多くなってきていることもあり、機能が退化してしまっている傾向にあります。
股関節の柔軟性
股関節は、体重の約6割の負担を受けるとも言われている関節です。特に股関節は球状の関節をしているので、前後、左右、左右に捻る6通り様々な動きが可能です。しかし、日常で使う動作は前後がほとんどですが、その他の4通りの動きに関しては行わない場合が多いです。
よく使う部分に対しては血液供給が行なわれますが、使用頻度が低い動作や部分に対しては血液供給が十分に行われません。
その為、使用頻度が低い動作については柔軟性が低下し、機能が低下してしまう可能性が非常に高いです。
かかと重心から、つま先重心
O脚やX脚などの足の悩み、外反母趾や内反小趾による足指の悩みを抱えている場合は、かかと重心になりやすい傾向にあります。本来は、重心が母指球あたりにかかることが理想的ですが、O脚やX脚の場合は大腿骨(太ももの骨)が内旋(内側に捻る)しているので、かかとに重心が乗りやすい傾向です。つま先を外に向けることによって、かかと重心からつま先重心へと変化していきます。
また、足指に痛みや症状を抱えている場合は、足指が使えなかったり痛みが出ている為、重心を逃がす為にかかと重心になってしまうことが考えられます。
足底筋膜炎の簡単な治し方
身体の機能や構造が理解出来たところで、簡単に出来る足底筋膜炎の治し方について動画で解説します。
足底筋膜炎を治していくためには、「足の指の運動・体操」が必要不可欠です。特に辛いものではないので、是非試してみてください。
まとめ
足底筋膜炎になってしまった場合は、
- 足指の筋肉の柔軟性向上
- 足指の関節の柔軟性向上
- 股関節の柔軟性向上
- かかと重心ではなく、つま先重心に
この4つのポイントを頭に入れて、セルフケアを試してみてください。
「しゃがむ動作をしようとした途中で膝が痛く、何が原因なのかを調べている」
「膝を深く曲げると痛みが出るので、対処法や治療法などを知りたい」
このブログでは、このようなお悩みを抱えているあなたに向けて記事を書きました。
膝を深く曲げると痛い原因は?
- しゃがもうとした時に膝が痛む
- 歩こうとして足を前に出した時に、痛む
- あぐらをかいた時に痛む
様々な場面で、膝を曲げる動作が入りますが、何が原因なのか?気になる所ですよね。
まず、膝を深く曲げる際に、筋肉なのか?関節なのか?を簡単に見極められる方法があるので、ご紹介していきます。
体重をかけて膝を曲げて痛い時
立っている姿勢から、しゃがんだり歩いている時に膝が痛い場合は「筋肉」と「関節」の両方かいずれかに問題が起きている可能性があります。
体重をかけないで膝を曲げて痛い時
体重をかけない姿勢(仰向けや座位)で膝を深く曲げた際に痛い場合は、関節に問題が起きている可能性が高いです。
体重をかけないと膝が痛くない時
仰向けや座った姿勢で、膝を深く曲げた際に痛みが出なかった場合は筋肉に問題が起きている可能性が高いです。
関節が原因の膝痛
- 胸椎腰椎移行部の影響
- 変形性膝関節症
- 膝周辺の関節の柔軟性の低下
などが考えられます。
胸椎腰椎移行部の影響
胸椎(胸骨)から腰椎(腰骨)に移る部分から大腿神経という神経が、腰方形筋と言う筋肉の間を通り、鼠径部から太ももの前側・内側まで走行していきます。O脚やX脚など、太ももの骨が内旋(内側に捻られた状態)の方や女の子座りなどを日常で行っている場合は、やや前屈みとなる為、腰を伸ばそうとした際に胸椎腰椎移行部の筋肉に力が入ってしまった結果、関節の柔軟性が低下してしまい膝の痛みに繋がることが考えられます。
変形性膝関節症
膝痛の中で最も多い疾患が変形性膝関節症ですが、病気ではありません。診断名として言われることが多いですが、
- 女性に多く発症する
- 立ち上がり、歩き始めなどの動作を開始する時に膝が痛い
- 正座や階段の昇り降りが困難
- 変形が目立つ
- 膝が曲げ伸ばし出来ない
このようなことが当てはまった場合、変形性膝関節症と診断されますが、症状の「症」の字を使用している為、病気ではありません。
膝周辺の関節の柔軟性の低下
関節は6通りの動きをしてくれます。「前後の曲げ伸ばし」「左右の曲げ伸ばし」「左右に捻る」動作が関節にはありますが、膝は「前後の曲げ伸ばし」は得意としていますが、残りの4通りの動きは苦手としています。
その苦手な動作を補ってくれるのが周辺の関節部分でもある股関節や足首・足指となりますが、これらの関節が十分に動いてくれないと、膝への負担が強くなってしまい膝の痛みに繋がっていきます。
筋肉が原因の膝痛
筋肉が原因となる場合、膝が痛む場所によっても異なってくることが考えられます。
- 膝の前:大腿四頭筋(大腿直筋)
- 膝の後ろ:膝窩筋
- 膝の内側:内転筋
- 膝の外側:大腿筋膜張筋
などが考えられます。
膝の前側が痛い
大腿四頭筋の中でも大腿直筋という筋肉が骨盤の前(下前腸骨棘)から膝のお皿(膝蓋骨)の下まで走行しています。膝を深く曲げる際に、膝のお皿が通常であれば上下・左右に動きがありますが、筋肉が硬くなってしまうと筋肉も固くなり、膝のお皿が動かなくなってしまいます。
その結果、膝を深く曲げた際に十分な可動性が出なくなり膝に痛みを生じさせます。
膝の後側が痛い
膝の裏側に膝窩筋という筋肉がありますが、膝を深く曲げた際に「膝の裏が腫れている感じがする」「膝の裏に何かがある感じ」という表現をされる方が多くいます。
膝が深く曲がらないという表現が正しいかもしれませんが、この膝窩筋が悪さをしている可能性が高いです。
膝の内側が痛い
内転筋が原因となる内転筋管症候群(ハンター管症候群)が原因となって、膝の内側に痛みが出ることがあります。ハンター管は、腰から出る大腿神経の枝の「伏在神経」「大腿動脈」「大腿静脈」が通りますが、筋肉の硬さが原因となって血流障害や神経障害を引き起こします。
膝の外側が痛い
大腿筋膜張筋は、お尻の筋肉の大殿筋を含んだ腸脛靭帯という組織が膝の外側まで走行していますが、この部分に炎症が起きたりする場合、膝の外側に痛みを伴います。
特にランナーに多く、腸脛靭帯炎またはランナー膝とも言われるものになります。
膝を深く曲げると痛い時の対処法
では、膝を深く曲げた際に痛みが出る場合は、どうしたらいいのか?対処法を3つほどご紹介していきます。
整形外科を受診する
何が原因で膝の痛みが出ているのかを確認する為に、まずは整形外科を受診するようにしましょう。緊急を要する場合は、手術が適用となるケースも存在します。「レントゲン」「MRI」といった画像診断や投薬治療は、整形外科以外では受けることが出来ません。
万が一のことに備える為に、まずは適切な検査を受けるようにしましょう。
膝周辺のストレッチ・体操
人間は筋肉が硬くなってから関節が硬くなっていきます。膝に関しては体重を受けることが苦手な関節の為、股関節や足首(足指)がクッションとなることによって、膝への負担を軽減することが出来ます。
また、下半身の筋肉は全体の約6~7割占めるとも言われているので、膝以外の部分を満遍なく動かすようなストレッチや体操を心がけるようにしましょう。
特に特定のストレッチや体操は拘らなくてもいいですが、ラジオ体操のような形で満遍なく大きく身体を動かすようなものがオススメです。
テーピング
痛みを感じる組織は「皮膚(真皮)」「筋肉(筋膜)」「関節(関節包)」の3つの組織が中心ですが、テープを貼ることで皮膚と筋肉の2つにいい影響を与えることが出来ます。
皮膚にも沢山の神経が通っているので、もしも皮膚が原因で膝痛を起こしている場合は、貼り方などは関係なく、ただ貼ることで痛みが軽減することがあります。理由としては、痛みよりも「貼る」「触れる」という感覚の方が脳に伝わる速度が速い為です。
筋肉が要因の場合は、貼り方が難しいので専門家の指示を仰いでから試してみましょう。
当院の膝の痛み治療法
当院に来られる方のほとんどが、整形外科を受診して「命の危険性がない」と判断された場合、来院されています。来院されてからは何が原因で膝の痛みが出ているのかを判断していきます。
検査(姿勢・動作分析)
痛みの原因は、日頃の身体の使い方から症状に繋がっていることがほとんどです。ですから、何が原因で膝の痛みを現しているのかを判断する為に、身体の使い方や動作を分析していきます。
症状説明
姿勢や動作分析をした結果、何故膝の痛みを生じてしまったのかを骨格模型を使って説明していきます。骨格模型を利用して説明をするので、関節に対しての説明がほとんどです。あくまでも関節が動くことで筋肉の柔軟性も出てくるので、この方法で伝えさせて頂いています。
膝痛治療
当院では、その人に見合った治療法を心がけています。例えば、過去に嫌な経験をした治療法を行った場合、勝手に身体が緊張してしまい思ったような成果に繋がらないことがあります。
ですから、嫌な経験をした場合や苦手意識があるような方法は提供しません。全ての治療方法が「血流改善」を目的とした方法になる為、必ずこの方法でなければ治らないというものではないからです。
鍼治療、マッサージ、整体(カイロプラクティック)、筋膜リリース、テーピングなど様々な方法を組み合わせて提供しています。
まとめ
膝を深く曲げると痛みが出る場合は、筋肉や関節部分が原因となっていることが多くあります。しかし、自己判断は危険なので、まずは整形外科を受診して適切な検査を受けるようにしましょう。
また、整骨院や整体院で治療を受ける場合は整形外科との併用をお勧めしています。何故なら、出来ることと出来ないことが、それぞれあるからです。
検査や投薬治療は整形外科で行う。筋肉や関節の治療は整骨院や整体院で行う。このようにしていただくことが理想的かと思いますので、参考にしてみてください。
膝を深く曲げると痛みを感じる人が原因や対処法、治療方法などを調べている。
「腰が痛くて、これは椎間板ヘルニアかな?と思っている」
「病院で椎間板ヘルニアと診断されて、どのような症状が当てはまるのか?対処法や治療法について調べている」
このブログでは、このようなお悩みを抱えているあなたに向けて記事を書きました。
椎間板ヘルニアとは?
人間の背骨の間には、椎間板と呼ばれるクッションの役割をした組織が存在しています。この椎間板は2層で構成されて、内側を髄核(ずいかく)外側を繊維輪(せんいりん)という組織で構成されています。椎間板ヘルニアの場合、内側にある髄核が何らかの要因が重なった結果、潰れてしまい外に飛び出してしまい繊維輪を突き破った結果、周辺にある神経や血管への圧迫が加わり腰痛や足の痺れなどを引き起こす疾患です。
多くの場合は、腰痛や足の痺れといった自覚症状は保存療法と呼ばれるリハビリをメインとした治療(物理療法や投薬治療)で進めていきますが、稀に「筋力低下」や「膀胱直腸障害」と呼ばれる尿失禁や便失禁などを伴うこともあります。このようなケースの場合は、急を要することもあるので、外科的な手術を選択される場合もある疾患です。
椎間板ヘルニアの原因
ヘルニアが起こる部分には、過度な負荷が繰り返し加わったことにより生じてきます。その為、普段動きが少ない関節部分に対して、過度に動き過ぎてしまう部分に多く発症します。腰骨(腰椎)は5つありますが、腰椎上部に発症することは稀で、ほとんどが腰椎下部に起こります。
腰椎は前後の動きに対しての可動性はありますが、横に倒す・回すという動作が苦手な関節です。また、前後の動きは出ますが、多くの場合が股関節が代用して動きを出してくれます。
股関節が動かなくなってきた結果、腰が頑張って動かないといけないような形となるため、腰椎下部に圧力が加わり椎間板ヘルニアになると考えられています。特に立っているときに椎間板にかかる負担を100とすると、座る姿勢は140、前かがみは150と約1.5倍もの負担がかかってきます。
ですから、日常動作で「座る」「前かがみ姿勢」が多い人に診られる傾向があります。
椎間板ヘルニアの症状
主に腰痛を始め、足のしびれなどの自覚症状が出ることがあります。稀に「筋力低下」「膀胱直腸障害」といった症状が出る場合もあるので、少しでも異変を感じたら病院で検査を受けるようにしてみてください。
腰が痛い場合は、椎間板ヘルニアなのか?
腰痛の代表格でもある椎間板ヘルニアですが、必ずしも「腰痛=椎間板ヘルニア」ではありません。しかし、多くの方がイメージしてしまうであろう椎間板ヘルニアですが、何故そのようなイメージが付いてしまったのか?
あくまでも私の考えですが、椎間板ヘルニアは10代~40代まで患う可能性がある為、1度は聞いたことがある疾患だからだと考えています。50代になると、椎間板の水分が抜けてくることが考えられるので、椎間板ヘルニアになる可能性は低くなってきます。
また、腰が痛くてレントゲンを撮影しようと考え、整形外科で検査をした結果「ヘルニアっぽいですね」などと医師から言われるケースがあると患者様から聞くことが多い為、「腰が痛い=ヘルニア」もしくは「ヘルニアに近い」という認識を持つため、そのようなイメージが付いてしまっているのではないかと思います。
椎間板ヘルニアの対処法
椎間板ヘルニアが疑われる場合は、まずは対処法を試すよりも必ず整形外科を受診するようにしましょう。整形外科では整骨院や整体院では出来ない「画像検査」「投薬治療」「外科的な処置」の3つを行うことが出来ます。万が一、急を要するようなことも考えられるので、異常が見つからないか病院を受診するようにしてください。
病院で検査を受けた結果、特に緊急を要するものではない場合のみ、対処法を試すようにしましょう。
ストレッチ
ストレッチは股関節を重点的に行うようにしましょう。ストレッチを行う場合は
- リラックスして行う
- 呼吸は止めずに行う
- 苦手な動きに対してストレッチを行う
この3つを意識するようにしてみてください。詳しい内容は動画にまとめています。
まとめ
腰が痛い場合、必ず椎間板ヘルニアという訳ではありません。しかし、場合によっては何かしらの疾患が隠れている可能性もあるので、まずは腰の痛みの自覚症状を感じた場合は、整形外科を受診して適切な診断を受けてください。
特に緊急性を要するような腰の痛みではない場合は、病院+整骨院や整体院と併用して筋肉や関節の施術を受けるようにすることで、症状が改善している方もいらっしゃいますので、是非検討してみてください。
「慢性的に腰と背中が痛むため、何かの病気ではないかと心配になっている」
「今現在の腰のだるさが当てはまる病名がないか調べている」
このブログでは、このようなお悩みを抱えているあなたに向けて記事を書きました。
腰が痛重いと感じているあなたへ
慢性的な腰の痛みや背中の痛みに対して、「腰が痛い」「腰が重たく辛い」という場合、様々な原因が考えられます。そのような中で「私の腰の痛みや重だるい症状は、何かの病気なんじゃないか?」「原因は、どんなことが考えられて、どうしたらいいのか?」困っている方も多いと思います。
そこで今回は、腰のだるさの原因と対処法について解説していきますので、是非参考にしていただければと思います。
腰の痛み・重だるさの原因
痛みや重だるさといった感覚は、自覚症状なので誰かと比べても一定の強さになるわけではありません。同じ症状名や病名を言われたとしても、必ずしも症状と一致するわけでもありませんので自覚的な状態を主として考えてみてください。
ぎっくり腰(急性腰痛症)
腰は動かすことが苦手な関節ですが、腰の周辺にある背中や股関節の可動域が狭くなったことにより、腰の筋肉や関節が過度に使用されてしまう為、小さな負担が蓄積した結果、急に腰に痛みを生じるのが「ぎっくり腰」です。
ぎっくり腰は、年齢問わず起こる可能性があり症状も様々です。「全く動けない」「何とか動ける」と一人ひとり感覚や症状も異なるので、少しでも腰に違和感を感じた場合は無理は禁物です。
坐骨神経痛
坐骨神経は、腰からお尻を通り太もも裏・ふくらはぎ・すね・足先や足裏まで走行している神経の総称と言います。この坐骨神経の走行向上に痛みや痺れを伴う症状を坐骨神経痛と呼ばれています。
腰椎の疾患でもある脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアによって生じる場合もありますし、坐骨神経の周りの筋肉や血管が原因となって起こることがあります。
腰椎椎間板ヘルニア
背骨と背骨の間に、椎間板と言う組織が存在します。2層で構成されており内側が「髄核:ずいかく」外側が「繊維輪:せんいりん」という組織で構成されていますが、内側の髄核が外側の繊維輪を押し出してしまったり、本来あるべき部分から飛び出してしまうことで周辺の神経や血管を圧迫させて腰痛や足のしびれなどを引き起こす症状が現れます。
多くの場合は保存療法(リハビリ)で症状の改善を行っていきますが、ヘルニア部分は圧力がかかってしまったことによって生じることが多くあるので、負担をかけないような姿勢や動作を身に付けていくことが必要となってきます。
腰部脊柱管狭窄症
背骨には脊柱管と呼ばれる神経の通り道がありますが、何らかの要因によって神経や血管が圧迫されてしまった結果、腰痛や足のしびれを引き起こすことがあります。
特徴的な症状の1つでもある間欠性跛行と呼ばれる症状があります。歩いていると段々痛みやしびれが強くなり、少し休むと楽になるということを繰り返してしまうことが間欠性跛行と呼ばれています。
腰は安定を保つことが得意な関節ですが、周辺の背中や股関節の可動域が狭くなってしまった結果、腰が頑張って動かなければなりません。
その結果、脊柱管狭窄症を患ってしまうこともあるので、背中や股関節の柔軟性を向上させていく必要があります。
脊椎分離症・すべり症
腰骨にヒビが入る疾患で、特に学生期のスポーツを行っている世代に多く見られます。脊椎分離症は疲労骨折とも言われているので、放置してしまった結果、脊椎すべり症に進行する場合があります。
また、症状が落ち着いた場合でも周辺組織の柔軟性が低下している場合は変形性腰椎症と進行する場合もあるので、腰への負担を下げるような工夫が必要となってきます。
筋・筋膜性腰痛
人間は様々な組織の重なり合いによって構成されていますが、筋膜部分の血流が悪くなってしまった結果、筋膜が原因となる腰痛を引き起こします。
過度な負担や疲労の蓄積によって起こる場合や、以前腰を痛めた経験があり、トラウマになっているようなことを再度行うことによって、勝手に筋膜の柔軟性が低下してしまうことがあります。
まずは、腰への負担を軽減させるための動作や姿勢を意識し、股関節や背中の柔軟性のUP。過去に経験して痛めたことがある場合、不安や恐怖を感じるような動作は避けるようにしましょう。
内臓疾患
内臓が要因によっても腰の痛みやだるさを感じることがあります。腰がだるい場合は内臓疲労によって起こることもありますが、腰の痛みの場合は内臓疾患の場合もあります。
腰の痛み・だるさを感じた時の対処法
腰の痛みやだるさを感じた時は、これからご紹介する手順を踏んで対処してみてください。
①整形外科を受診する
腰の痛みやだるさを感じた場合は、まずは整形外科を受診するようにしましょう。整形外科は整骨院や整体院とは異なり、画像検査(レントゲン・MRI・CT等)や薬物療法(ブロック注射・痛み止め・湿布など)を行える唯一の機関です。また場合によっては外科的な手術を要する場合もあるので、危険があるような腰痛ではないのか?確認する為に、整形外科を受診して適切な検査と診断を受けるようにしてください。
②整骨院や整体院で筋肉・関節の施術を受ける
整形外科で特に異常が診られなかった場合や、緊急を要するような状態ではなかった場合、整骨院や整体院で筋肉や関節の施術を受けるようにしてみてください。筋肉が硬くなってくることにより、関節の動きが低下してしまうことが考えられます。関節が硬くなってくると、自分自身のセルフケアだけでは補えなくなってくることがありますので、筋肉や関節の施術を受けることをお勧めします。
また、病院との併用が理想的なので整形外科にも定期的な受診はかかさないようにしましょう。
③セルフケア
整形外科で定期的な検査を受け、整骨院や整体院で筋肉や関節の施術を受けている場合は、日頃から適切なケアも重要となってきます。ほとんどの時間が治療以外の時間となるので、出来るだけ負担を下げるような姿勢や動作を手に入れる必要があります。
ストレッチやマッサージといったセルフケアや食事面にも気を付けるようにすることによって、腰の痛みやだるさが軽減することも考えられますので、是非試してみてください。
まとめ
腰が痛い・だるいと感じた場合は、自己判断は危険です。まずは適切な検査を受けて診断を受けてください。急を要するような場合は、外科的な手術が必要となりますが、ほとんどの場合は保存療法が一般的です。
病院と併用しつつ、整骨院や整体院で施術を受けながらセルフケアを行っていくことで改善していく方も非常に多いので、日頃からこのようなことを気を付けてみてください。